2020年11月17日

ドクター・デスの遺産 −BLACK FILE

 警視庁ナンバーワンコンビが、連続安楽死犯ドクター・デスを追うミステリー。犯人役の役者は有名な人なんですが最初は誰だかわかりませんでした。ただ、肝心の主役2人の活躍が目立たず、事件が勝手に転がっていったような。

 作品情報 2020年日本映画 監督:深川栄洋 出演:綾野剛、北川景子、石黒賢 上映時間121分 評価★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2020年劇場鑑賞242本



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 【ストーリー】
 警視庁ナンバーワンの検挙率を誇る犬養隼人(綾野剛)と高千穂明日香(北川景子)は、少年からあった「お父さんが殺された」通報を捜査しているうちに、ドクター・デスと名乗る謎の医師が次々に安楽死を起こしている事実を知る。捜査責任者の麻生(石黒賢)の指示で遺族にあたるが、遺族はドクター・デスに感謝していて捜査に協力しようとしない。

 一方、犬養の一人娘、沙耶香(田牧そら)は重い病気で入院していた。シングルファザーの犬養は娘のことを気にかけながら捜査に当たり、ドクター・デスと一緒にいた看護師の手がかりを見つけるのだが…

 【感想】
 犬養が武闘派、クールな高千穂が頭脳派と思いきや、2人ともそういった活躍はあまりなし。それぞれ犯人につながる活躍はあるとはいえ、他のミステリーに比べると回数は少ない。また、証拠や証言を得たら、その後の地道な捜査はなしで一気に話がとんでしまうため、謎解きの楽しさがあまりないのですよね。

 また、安楽死というのは重要なテーマであり、遺族や患者本人の考えは一律に割り切れるものではありません。けれども、ここでは犯人が快楽殺人者である頭がおかしな悪であると単純にきりとってしまっていた。終盤のエピソードをもう少しビターなほうにかえれば、まだ楽しめたと思うのですが。

 それから、近年の刑事ドラマにしては珍しく、捜査を麻生の部下の5人しか担当しません。たった5人でこれだけの犯罪を追うのは無理だろうと、突っ込みたくなります。BGMも含めて、ちょっと古めかしさを感じてしまいました。

 それでも、綾野と北川のコンビはなかなかあっています。予告編にあるような北川のびんたと綾野の腹パンは、これまた信頼しあったコンビは喧嘩をへて仲良くなるという昭和の少年ジャンプ的発想で笑いましたけど、楽しめました。もっとも女性に腹パンはまずいだろうともおもいましたけど。そういう意味では2人が活躍する続編とかがあればまた見に行きたいなあ。
posted by 映画好きパパ at 07:00 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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