作品情報 2020年日本映画 監督:寺門ジモン 出演:EXILE NAOTO、 土屋太鳳、 りょう 上映時間104分 評価★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北 2020年劇場鑑賞250本
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【ストーリー】
グルメサイトの新人編集者、竹中静香(土屋太鳳)は、編集長(石黒賢)の命令でフリーライターの佐藤良人(EXILE NAOTO)と組んで、隠れた焼き肉の名店を集めたサイトを作ることになる。
無愛想で無口な良人だが、焼き肉の知識と舌は天才的だった。衝突を続けながら2人で取材をつづけるうちに、良人がかつての名店の跡取りだったが、シングルマザーの母の安江(りょう)とある事件をもとに疎遠になり、店もつぶれたことをしる。
【感想】
とにかく、焼き肉がひたすらうまそう。食通でしられる寺門ジモンが監督なだけに、うんちくも含めて焼き肉の魅力がたっぷりです。焼き肉映画では以前「The焼肉ムービー プルコギ」という作品がありましたが、食材を粗末に扱っていて嫌悪感があったのですね。しかし、本作は食への思いがきちんと伝わってきたのが一番のポイントです。
もっとも、僕はそれほどグルメではないので、そこまでして食にこだわられても、という気持ちも正直ありました。行列して小汚い焼き肉屋に並ぶのも面倒だし、店主にえらそうにいわれて、張り紙がべたべたはられるのも、たかが焼き肉でという気もしました。また、ゲスト的に大泉洋がカレー店主にふんしているのだけど、女性客に優しくて男性客に無礼。実際に店で嫌な経験もあるので、こういう店は二度と行きたくないし、それを不愉快と描かないのは、寺門がグルメタレントとしてひいきされているからとも思ってしまいました。
ただ、脚本が今イチ練りこまれていないというのか、悪役評論家(松尾諭)をもっと悪役に極めればいいのに、基本的にそうしていないし、良人の実家の閉店についても、ちょっと原因の焦点がぼけていました。美味しんぼのように快刀乱麻に悪役をきっていったほうが面白かったきがします。
EXILE NAOTOの演技は初めてみましたが、土屋との相性はなかなか良い感じ。本作ではよいバディの出発という感じでしたので、客入り次第では第2作、第3作も期待できるかもしれません。
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