2020年12月15日

オール・マイ・ライフ

 結婚をめぐる難病モノはしばらく前に邦画でいくつかあったけど、洋画でも同じような作品がありました。実話をもとにしているそうですが、かなり薄味です。

 作品情報 2020年アメリカ映画 監督:マーク・マイヤーズ 出演:ジェシカ・ロース、ハリー・シャム・Jr、カイル・アレン 上映時間:92分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日比谷 2020年劇場鑑賞272本 



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 【ストーリー】
 スポーツバーで声をかけられたことがきっかけで付き合いだした大学院生のジェン(ジェシカ・ロース)と会社員のソル(ハリー・シャム・Jr)。2人は互いのことがどんどん好きになり、婚約に至った。

 ところが、ソルが末期がんであることが判明。2人は治療に専念するため結婚式をあきらめようとするが、家族や友人は2人に結婚式をあげてもらおうと懸命に奔走する…

 【感想】
 前半はジェンとソルの幸せな出会いから深まりいく愛のパート。バーで声をかけられてすぐ恋に落ちるなんて、いかにもアメリカ映画らしい軽さ。また、仕事に悩むソルに、ジェンが得意の料理をいかしてシェフになれば、とアドバイスし、ジェンの親戚のレストランに働きにいくなど、とんとん拍子に物事が進んでいきます。

 邦画だったら、まず婚約なり結婚するまでに大きな試練があり、それは互いの愛を疑ったり、仕事上の難問だったりするのですが、そういうのがいっさいもなく、ひたすらいちゃいちゃぶりをみせつけられるので、正直、気がそれちゃいました。

 中盤でようやくがんが判明しますが、もともと体格がスポーツマンぽくてよいせいか、ソルが全然やつれた様子に見えないのですよね。だから闘病シーンもあまり重くなく、余命半年の割りには悲壮感がそれほどみうけられませんでした。また、2人を応援する周囲もいい人ばかりで、ほんわかするけど深みが感じられないのですよね。実話ベースだからしょうがないのかもしれませんが。

 それでも、クラウドファンディングを思いついて頑張るシーンや、念願かなった結婚式のシーン、さらにエピローグなどは真摯に作っているので、心をうちます。ただ、邦画や韓国映画のように、涙がおしよせるかというほどではありませんでした。このへんは見る人の好みでしょうけど。

 エンディングロールで実際の2人の模様がながれますが、ジェンは白人、ソルは東洋系、友人たちは黒人やヒスパニックもいて、ポリティカル・コレクトネスな作品だとぼーっとみてました。出演者はハッピー・デス・デイのジェシカ・ロースぐらいしかわからなかった。

posted by 映画好きパパ at 20:21 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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