【ストーリー】
西暦2400年代後半、ガドルという謎のモンスターの襲来で文明が崩壊した世界で、生き残った人類は巨大移動要塞デカダンスで暮らしていた。人々はガドルを倒して食料や燃料にしていた。
幼いころ父親をガドルに殺された少女ナツメ(声・ 楠木ともり)は大人になったらガドルと戦う戦士になりたかった。しかし、戦士に選ばれず、デカダンスの装甲修理人として働くようになる。ナツメはそこの上司のカブラギ(小西克幸)に厳しく指導されるが、ガドルに襲われたときカブラギはナツメを助けてくれた。彼が伝説の戦士だとしったナツメは…
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【感想】
第一話をみたときには、ガドルのデザインとかデカダンスの世界観とかに興味を惹かれたので、それが早々にひっくり返されたときは驚きました。ただ、その後の話は、その手の作品ではよくある感じでもあり、キャラデザが斬新だったのですが、それゆえになかなか没入できないというところもありました。
ナツメとカブラギの師弟関係はみていて胸熱。世界の秘密を知っているカブラギと、この世界のなかで懸命に生きようとするナツメが、みていることは違うとはいえ助け合っていく姿はエンタメとして楽しめました。変な恋愛関係にせずに、むしろ師弟というか疑似父娘みたいな関係もいい。
アクションも凝っていましたし、サイバー的な発想など作り手の意欲はかいます。それでも世界観をあちこちふくらまそうとしたがゆえに突っ込みどころや、キャラクターが次々に登場しては退場することもあって、自分のテンポとあわなかった感じ。巨大で精密なシステムでもバグが世の中に必要だと感じさせられたのは面白かったですけどね。
正直2話のちゃぶ台返しがあまりにもすごかったので、ハードルが高くなりすぎたというのがあるかもしれません。後半が王道的な展開にするのだったら、もうちょっと見やすく、余計な話をそぎ落としたらよかったのにという気もしました。 ★★★
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