【ストーリー】
東京都は中学校に警察官を常駐させるスクールポリス制度を導入することになり、赤嶺中学校がテストケースに選ばれる。配属されたのは捜査1課のエリートだった嶋田隆平警部補(藤原竜也)。
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【感想】
一見、平穏に見える中学もSNSのいじめといった問題から薬物までさまざまな問題があり、スクールポリスが解決していくわけですが、話の構造上仕方がないとはいえ、木島校長(高橋克実)はじめ教師たちがあまりに無能なステレオタイプ。特に浅村が名前の通り考えの浅い正論をきゃんきゃんいうと見ていていらっときます。
また、中学生たちも子供と大人の境ですが、悪いことをするのに自分は少年だからという甘えがみえてこれもいらっとする。嶋田がガンガン事件を解決して、厳しいことをバシバシいうのはスカッとするので、制作側の手の上にのっているなと我ながら思いますが、どうせなら、往年の処刑教室のようなバイオレンスチックなほうが面白かったかも。
この手の作品には珍しく、生徒にアイドルなどは起用せず、10代半ばの子役出身者
がそろっています。鈴木梨央、豊嶋花といった朝ドラや大河で活躍した子役たちが、年相応の役に成長したというのはなんか不思議。教師役も真木以外は大物を起用していないので、話で勝負しようというのでしょうか。
ただ、少年犯罪や学校の問題といったことは非常によくあるテーマ。警察官が主人公というのは珍しいのですが、現実の学校社会なんかとは大きく違うわけで、そのへんの落差を納得させないと、物語に入り込むのに躊躇してしまうかもしれません。★★★