2021年02月07日

吉祥寺の朝日奈くん

 草食系男子のまったりとした恋愛映画と思いきや、最後に大仕掛けがあり、単純な僕は驚きました。原作者の中田永一は、ミステリー作家の乙一ということを知ってさもありなん。

 【ストーリー】
 吉祥寺に暮らすフリーターの朝日奈(桐山漣)は、俳優になる夢も破れ、今はバイトでカツカツに暮らしている。なじみの喫茶店でコーヒーを飲んでいたら、隣の席のカップル(柄本佑、田村愛)が別れ話のもつれから喧嘩になり、とばっちりをくらって怪我をしてしまう。

 あこがれのウエイトレスの真野(星野真里)に介抱してもらったことから、二人はメールを交換し、一緒に散歩に出かけたりする仲に。だが、山田は人妻で幼い娘もいた。朝日奈は世話になっている先輩の哲雄(要潤)に相談しながら、自分の思いを決めようとするが。





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 【感想】
 朝日奈は俳優で失敗したことがトラウマになっているのか、なんにつけても自信のない、臆病な青年。恋愛だと、良い人なんだけど物足りないで終わってしまうタイプ。だから真野(まや)も彼のことは恋愛対象ではなく、弟みたいな感じで一緒に遊んでいる。けれども、朝日奈の彼女への片思いは強まるばかりで・・・、前半は平穏だけど、ちょっと退屈な感じで物語が進んでいく。恋愛ドラマの主人公は肉食系が普通で、草食系は珍しいなというもの珍しさはあった。

 それが、終盤の仕掛けでびっくり。何気ない恋愛の場面でも周到に伏線が貼られていたのだ。若手主体のキャストだけど、等身大の人物ばかりのため、あまりドラマくささがなかったことも、すっかり騙された理由でしょう。ラストもなんともいえない味わい深さ。ただ、前半がちょっと平板すぎるので、眠気と戦ってしまったのはマイナスですが。

 桐山はライダーの人らしいので、要とはライダー役者の先輩後輩か、と気づきました。草食系らしいおどおどしたところはライダーをやっていたとは思えず、さすがは役者。星野はちょっと老けた感じがして、一瞬別人のようにみえたけれど、これも役作りのためと分かって一安心。こういう年上のお姉さんがいたらいいなあ、と朝日奈君に感情移入してしまいました。要はうまいですね。普段も超善人から極悪人まで演じ分けているので、彼が出ているだけで、善要か悪要かわからず、楽しめます。キャスティングの妙を感じました。

 吉祥寺オールロケということだけど、僕はあまり詳しくないので、井の頭公園ぐらいしかわからなかった。でも、爆音映画祭は一度いってみたいんだよなあ。吉祥寺に詳しい人にはたまらない作品なのでは。採点は6.5(TOHOシネマズ川崎)
posted by 映画好きパパ at 20:35 | Comment(0) | 2011年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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