【ストーリー】
90年代、イケメンのジェイミー(ジェイク・ギレンホール)は、口八丁手八丁の生活をいかして、ファイザー製薬のセールスマンに。ライバル会社のトレイ(ガブリエル・マクト)との競争に苦戦していたが、得意先のナイト医師(ハンク・アザリア)の診療所で、マギー(アン・ハサウェイ)という患者と知り合い、付き合うように。
だが、マギーはパーキンソン病にかかっており、自分の未来を悲観していた。おりから、ファイザー製薬はバイアグラの開発に成功し、爆発的な売上に。仕事では絶好調のジェイミーだが、恋愛のほうはなかなか思うようにいかず・・・
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【感想】
アン・ハサウェイが目に焼き付いて、ストーリーは結構うろ覚えになったりするのだけど、この直前にみた「ラブ・アゲイン」と比べると、構成がごちゃごちゃして、観客を映画の世界に溶け込むことができていない。アン・ハサウェイ自身、今年のアカデミー授賞式で「ヌードになったのに、ノミネートすらされなかった」と自虐ギャグを放っていたが、たしかにこの出来ではね。
一つ一つのパーツは悪くはない。後半、パーキンソン病の患者の会に出席したジェイミーが、長年患者と連れ添っている男性から受けたアドバイスなどは、現実の厳しさというのを浮き彫りにしているし、病気に苦しむマギーの描写とジェイミーの態度というのは、いわゆる難病ものの映画がいかに絵空事に近いかを実感させられる。
それだけに、仕事パートと病気パートの乖離というのがおしかった。もとが実話だからといっても、もっと削るところ膨らますところがないと、ぶつ切りが続くため、平板にすら思えてしまった。全体的にとってつけた印象なんだよね。
そうそう、ジェイク・ギレンホールのセクシーシーンもみられます。そういえば、この2人、ブロークバックマウンテンでの夫婦役でしたね。こんどはラブストーリーにおさまって、よかったのかな。採点は6(シネマート新宿)
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