2021年02月07日

ギャルバサラ−戦国時代は圏外です

 女子高生が戦国時代にタイムスリップするという、よくある設定のアイドル映画。ストーリーや演技はおいといて、フレッシュな顔ぶれが生き生きと演じているのだけが見どころ。SKEメンバーがずらりと出ているのをPRしている割には、主役にAKB、SKEがいないってどういうことなのだろう。

 【ストーリー】
 高校生のあさみ(有村架純)、優(竹富聖花)、ヒロコ(荒井萌)、公平(賀来賢人)は歴史の授業で赤点をとったため、補習のために岐阜市の歴史博物館にきていた。そこに同級生で、大学教授の父と謎の研究をしている卓也(森廉)が現れる。妙な機械をいじっている卓也に公平は絡んでいると、突然、不思議な空間が表れ5人は吸い込まれていまう。

 気がつくと5人は戦国時代にタイムスリップしていた。野武士の集団に襲われたところを、侍志望の農民、利吉(鈴木勝吾)、吾作(相馬圭祐)らに助けられ、領主の織田信長(松方弘樹)のところに連れて行かれる。そして、思ってもみなかったことを知るのだった。





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 【感想】
 今年の大河ドラマ「江」で幽霊の織田信長が江を守って野武士を撃退しているシーンをみたので、大河ドラマでもこんなトンデモなんだから、アイドル映画なんだからしょうがない、と歴史設定のゆるさは許せてしまう。ケータイの写メでピースのポーズをとった信長の画像が後世に残され、現代でピースを考え出したのは信長、と伝えられるなどタイムスリップもののコネタもSF映画ファンとしてはニヤニヤさせられる。

 しかし、主演の3人の演技が壊滅的、特に主役の有村は冒頭のモノローグが流れた段階でどうしようかと、頭を抱えたくなったほど。テレビドラマでみるかぎりは気にならなかったのに主役だと荷が重かったのか。それでも、佐藤太監督はAKBの学芸会ドラマ「マジスカ学園」の監督だけあり、それなりにみせるものにしていた。

 AKBは寧々役に篠田麻里子、SKEの小木曽汐莉、木崎ゆりあが現代でのあさみたちの友人役になっているほか、クラスメイト役にずらりとSKEメンバーが登場している。エンディングロールでの撮影風景をみていると、みんな楽しそうにとっていたのだけど、AKBやSKEが脇に回ると、一山いくらという感じ。SKEファンならお気に入りのメンバーがどこにいるのか探すのもいいかも。

 戦国が舞台で割と人が死ぬというのに、女子高生たちが平然としているのはどうかと思ったけど、それだけ、女子高生のほうが適応が早いのでしょう。角川映画ということもあり、アイドル映画としてはそれなりの出来でした。採点は6(角川シネマ新宿)
posted by 映画好きパパ at 20:52 | Comment(0) | 2011年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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