2021年02月08日

ミラーズ

 「24」シリーズのキーファー・サザーランド主演のホラー。監督が「ヒルズ・ハブ・アイズ」のアレクサンドル・アジャ監督だったが、よく言えば手堅く、悪く言えば心に残らない作品になってしまった。ジャック・バウアーがあれだけ強いと、キーファーだったら、悪霊ぐらい簡単に退治できそうにみえてしまうのが、難点だと思います。

 【ストーリー】
 元警官のベン(キーファー・サザーランド)は同僚を誤って撃ったことからアル中となり、妻のエイミー(ポーラ・パットン)や2人の子供と別居を余儀なくされていた。

 ベンは火災で大勢が死んだデパートの警備員をはじめたが、そこの鏡にふれてから、奇怪な現象が次々に起きていく。





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 【感想】
 鏡の悪霊に警備員が襲われる冒頭から、早い段階で鏡の悪霊が活躍。大音響と、出るぞでるぞ、さあでたーという、オーソドックスな脅かし方。ベンが元警官の設定をいかして、鏡にむかってピストルを乱射したり、事件のなぞに迫ろうとするのは工夫しているけど、基本的に話がご都合主義で進んでいくので、こちらはただみているだけ。

 一番の突っ込みどころが、悪霊の力が強いのか弱いのかが、みえてこないということ。ホラーでも、そこの設定がしっかりしていないと、嘘だらけにみえてしまう。それから、こういうホラーにキーファーはミスキャストでしょう。ジャック・バウアーのイメージを逆手にとるのだったら、演出にもうちょっと工夫がいるような。ラストは、まあ面白かったけど。

 それから、ベンの妹役に、何とエイミー・スマート(「バタフライ・エフェクト」「アドレナリン」のヒロイン)。この人、金髪美人でもっとブレイクするかと思ったのに、伸び悩んでるなあ。

 それでも、深夜にみたので、洗面所の鏡をみて何か起こらないかと、ちょっとドキドキしました。鏡にまつわる都市伝説はいっぱいあるので、こういう映画が出てくるのもむべなるかな。犠牲者がでるシーンはそれなりに怖かったし。採点は6.5
posted by 映画好きパパ at 21:37 | Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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