「24」シリーズのキーファー・サザーランド主演のホラー。監督が「ヒルズ・ハブ・アイズ」のアレクサンドル・アジャ監督だったが、よく言えば手堅く、悪く言えば心に残らない作品になってしまった。ジャック・バウアーがあれだけ強いと、キーファーだったら、悪霊ぐらい簡単に退治できそうにみえてしまうのが、難点だと思います。
【ストーリー】
元警官のベン(キーファー・サザーランド)は同僚を誤って撃ったことからアル中となり、妻のエイミー(ポーラ・パットン)や2人の子供と別居を余儀なくされていた。
ベンは火災で大勢が死んだデパートの警備員をはじめたが、そこの鏡にふれてから、奇怪な現象が次々に起きていく。
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【感想】
鏡の悪霊に警備員が襲われる冒頭から、早い段階で鏡の悪霊が活躍。大音響と、出るぞでるぞ、さあでたーという、オーソドックスな脅かし方。ベンが元警官の設定をいかして、鏡にむかってピストルを乱射したり、事件のなぞに迫ろうとするのは工夫しているけど、基本的に話がご都合主義で進んでいくので、こちらはただみているだけ。
一番の突っ込みどころが、悪霊の力が強いのか弱いのかが、みえてこないということ。ホラーでも、そこの設定がしっかりしていないと、嘘だらけにみえてしまう。それから、こういうホラーにキーファーはミスキャストでしょう。ジャック・バウアーのイメージを逆手にとるのだったら、演出にもうちょっと工夫がいるような。ラストは、まあ面白かったけど。
それから、ベンの妹役に、何とエイミー・スマート(「バタフライ・エフェクト」「アドレナリン」のヒロイン)。この人、金髪美人でもっとブレイクするかと思ったのに、伸び悩んでるなあ。
それでも、深夜にみたので、洗面所の鏡をみて何か起こらないかと、ちょっとドキドキしました。鏡にまつわる都市伝説はいっぱいあるので、こういう映画が出てくるのもむべなるかな。犠牲者がでるシーンはそれなりに怖かったし。採点は6.5
2021年02月08日
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