【ストーリー】
ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)の死後、悪の帝王ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の勢力はますます強くなり、ハリー(ダニエル・ラドクリフ)たちの命も危うくなっていた。
ヴォルデモートを倒すには、彼の魂を分けて封じ込めた分霊箱を破壊しなければならない。しかし、その旅は困難を極め、親友のロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)との仲も次第におかしくなっていく。
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【感想】
初期の作品は結構笑えるシーンやわくわくするシーンがあったこのシリーズだけど、クライマックスへの前振りとあって、暗くなるようなシーンばかり。原作でもそうだけど、3人の喧嘩やハリーたちがあっさり捕まってしまうところは、今まで数々の強敵を勇気と友情の団結で平気でけ散らしていただけに、ちょっとさびしい。
そもそも、登場人物がどんどん増えていっているので、この人の役名なんだっけ、というようなことも起きてしまう。それもこれも、あと1話と思えば、しかたがないかもしれないけど。ただ、役者は英国を代表するような人ばかり。端役に近い役にも豪華な顔ぶれがそろっているので、みていてあきない。
また、ハリーたち3人の友情も、困難にあってこそ、その真価が問われるわけだし、これまでのシリーズをずっとみてきたので、ここはこうなるのか、と思わせてくれるところも多々あった。そもそも1作目はまだ少年少女だった3人が大人の顔つきになり、友情、愛といったものに悩むようになるというのは、自分が親せきになってやきもきしているような感じもしてしまう。
単体の映画としてはイライラする部分もあったのだけど、逆にこの映画があったからこそ、PART2への期待が高まるのは確か。このイライラ感を、すぱっと断ち切ってくれるはずの最終話をわくわくしながらまってます。採点は7(TOHOシネマズ六本木ヒルズ)