【ストーリー】
シングルマザーの母(桜井幸子)が入院したため、昴(桑代貴明)としずく(北村沙羅)の幼い兄妹は、北海道の大自然のなかで獣医をしている父・大慈(船越英一郎)のもとに送られた。両親の離婚後、久々にあう父子は、今ひとつたがいの距離をつかみきれない。
ある日、しずくはけがをしている子犬をみつけ、ウルルと名付けて飼うことに。ところが、それは絶滅したはずの狼の子供だった。大人たちは東京の研究機関にウルルを送ろうとするが、昴としずくは、ウルルをお母さんのもとに返そうと、伝説のオオカミの国へ向けて旅に出る。
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【感想】
北海道の自然は良く撮れているし、動物たちはかわいいし、主要スタッフ+船越+子供たち+犬は、ヒットした「マリと子犬の物語」を彷彿とさせるが、地震のような迫力シーンと、子役が良い意味でも悪い意味でも突き抜けていなかったため、「マリと子犬」ほど印象に残らない。
脚本はオーソドックスで、同じ子供+犬の「スノープリンス」と比べると大きな粗はない。多少、ファンタジー的なところがあるけど、オオカミが生きているということ自体がファンタジーなので、そんなものかですんでしまう。
また、深田恭子、光石研、大滝秀治といった脇役も、よくも悪くも手堅い演技をしているので、これまた印象が残らない。せいぜいオオカミの国へ行く途中のCG演出が多少ひどかったのと、冒険の途中で1回、意表をつく出来事があったくらいだろうか。
まあ、個人的には娘がもうちょっと大きくなったらDVDでみせるにはいいかもしれません。採点は6(TOHOシネマズららぽーと横浜)
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