【ストーリー】
2000年、アラスカのノームでは不可解な失踪事件や殺人事件が相次いでいた。精神科医のアヴィゲイル・タイラー博士(ミラ・ジョヴォヴィッチ)も、夫を何者かに殺されている。
彼女は、カウンセリングに訪れる患者たちに、共通の症状が見られることに気付いた。深夜3時半過ぎになると、なぜか、目が覚める。白いフクロウがじっとみつめているというのだ。タイラー博士は、カウンセリングの様子をビデオで撮りながら、催眠療法で何が起きているか探ろうとする。すると・・・
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【感想】
映画の冒頭、ミラ・ジョヴォヴィッチが、「当時の映像を紹介するとともに、映像で補えない部分を再現ドラマで振り返ります」といったようなアナウンスメントをする。その通り、再現ドラマと記録映像をうまく組み合わせている。画面を2分割して、右側にミラジョヴォの再現映像、左側にタイラー博士が撮った当時のビデオ映像を同時に流してみたりなど。また、記録映像にノイズが入っていたりするのも、本物ぽくってナイス。
元の事件が本当かフィクションか、見たひとの間で話題になってるけど、本物のタイラー博士が、いかにも衝撃的な事件に巻き込まれました、という感じの雰囲気なので、実際に起きた事件をもとにしていると考えたほうが、映画は楽しめる。何より、タイラー博士の表情の恐ろしいこと。実際に衝撃的な事態に巻き込まれたら、あんなふうになっちゃううよな。
タイトルからして、この映画が何のジャンルのホラーなのか分かるだろうけど、実は、タイラー博士が狂っているなど、違った解釈を残しているのもいい。惜しむらくは、その部分がほのめかし程度に終わっていることと、当時の関係者で、現在のインタビューに応える人が、タイラー博士しかいなかったこと。そのあたりもあれば、よかったのに。
ところで、この映画は予告編が非常に良くできており、結構期待していたのだけど、本編は予告編を超えられていなかった。深夜、寝ていてふと目が覚めたときに、この映画を思い出したら怖いだろうけど、起きているときは、あんま怖くなかったなあ。採点は6(TOHOシネマズ川崎)
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