【ストーリー】
連続殺人犯ジグソウ(トビン・ベル)が死んでも、惨劇はとまらなかった。ジグソウの魔の手を間一髪逃れたFBIのストラム捜査官(スコット・パターソン)は、地元警察のホフマン刑事(コスタス・マンディロア)がゲームに参加しながら、無事脱出できたのを知り、ジグソウに協力しているのではと疑う。
そのころ、密室の中で首輪で動けなくされた男女5人が目覚める。5人は面識がなく、自分がなぜ捕まったのか理解できない。だが、首輪は巨大な刃につながれ、ある方法で外さないと、首を切られてしまう。こうして、またもやジグソウの死のゲームが始まった。
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【感想】
ソウシリーズはDVDと劇場で全部見ているので、冒頭、残酷な殺人が起きるのだけど、またか、という感じでとくにショックはない。この手の描写って、初めて見たときには衝撃を受けるけど、慣れてしまうと、どうってことなくなりますね。
さらに、本作ではストラム捜査官の動きと、密室での死のゲームがあまりリンクしておらず、それぞれ別個になってしまっている。死のゲームの方も、いいかげんに飽きたという感じ。まあ、これだけ凝った死の仕掛けを考え出すというのは感心するけど、それだけですね。
ストーリーは、前作までで生じた齟齬をつじつまあわせさせるための、ホフマンやストラムの後付けの行動といった感じで新味もない。シリーズ通してみているので、あのときの行動の裏には、こういう意味もあったのか、と納得させられる部分はあった。本当は過去作を丁寧に見ていないと分からない部分もあるのだけど、さすがに過去作を見返す気はなかった。
あきらかに6に続く終わり方なので、6作目に期待。安い予算で客が入るから、悪役のキャラがたったホラーは続編が続きがちになるけれども、正直、またあっと驚かせるような内容に戻せないのだったら、そろそろ幕引きでもいいかも。それでも、見ている間飽きない一定のレベルを保っているのはさすがだし、ソウ6も見に行くだけの魅力はあるけどね。採点は6(新宿オスカー劇場)
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