作品情報 2020年 アメリカ 映画 監督:テイト・テイラー 出演:ジェシカ・チャステイン、ジョン・マルコヴィッチ、コリン・ファレル 上映時間:97分 評価★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川プリンス 2021年劇場鑑賞61本
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【ストーリー】
元陸軍の精鋭だがアルコールと麻薬で身を持ち崩したエヴァ(ジェシカ・チャステイン)は、今は謎の組織の暗殺者となり、世界各地で任務をこなしていた。フランスでの暗殺を終えた彼女は8年ぶりに故郷のボストンに帰る。母親のボビー(ジーナ・デイヴィス)が心臓病で入院したのを知ったエヴァは病院で元彼のマイケル(コモン)と再会する。マイケルは今は妹のジュディ(ジェス・ワイクスラー)の婚約者だった。
次のサウジアラビアの任務で罠にかけられたエヴァは、連絡役のデューク(ジョン・マルコヴィッチ)に抗議をする。だが、真の黒幕はデュークの上役のサイモン(コリン・ファレル)だったのだ…
【感想】
エヴァのアクションを何も考えず楽しむのだったらいいのかもしれないけど、女性主役のアクションだったら、「レッド・スパロー」とか「アトミック・ブロンド」のほうが筋がまとまっていて面白かった。アクションそのものも、あまりけれんみのあるものでなく、印象が薄い。
本作は謎の組織が世界的な暗殺集団のくせに、エヴァを狙うのに人海戦術をかけるわけでもないし、みょうに家族経営というのが、なぞ。さらに、マイケルやジュディとのわちゃわちゃが変にテンポを崩してしまうし、マイケルが地元のギャングに借金なんて、ただでさえ上映時間が短いのに余計なところに広げてしまって散漫になります。
さらに、なぜか女は殺さないんですよね。敏腕暗殺者なのに、見ていて死ぬはずの女悪役が死なないのは、ちょっといらっとします。とにかく、謎の組織を手玉にとって片っ端からアクションと生き残りのための知恵合戦が続くと思ったら肩透かしでした。
ジェシカ・チャスティンのマッチョぶりは美しいと思うけど、コリン・ファレルの使い方が今一つ。まあ、頭を空っぽにして、なんとなくシリアスなアクションを楽しむ分には無理のない作品だと思いました。
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