作品情報 2020年日本映画 監督:英勉 出演:北村匠海、吉沢亮、今田美桜 上映時間:120分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ新宿 2021年劇場鑑賞133本
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【ストーリー】
人生何をやってもうまくいかない25歳のフリーター花垣武道(北村匠海)は、高校時代に彼女だった橘日向(今田美桜)が残虐非道なハングレ集団「東京卍會」の抗争の巻き添えになって死亡したことをニュースで知り驚く。直後に駅でホームから突き落とされた武道は、気が付くと10年前の高校時代にタイムリープしていた。
最初は走馬灯だと思っていた武道だが、再び現代に戻ると日向の弟で事故で一緒に死んだはずの橘直人(杉野遥亮)が現れ、日向を死を止めるためにはもう一度高校時代に戻り、ハングれ集団のリーダー佐野万次郎(吉沢亮)とナンバー2の稀咲鉄太(間宮祥太朗)の出会いを阻止するよういわれる。だが、もう一度タイムリープして万次郎やその親友の竜宮寺堅(山田裕貴)と知り合った武道は、彼らがそんな悪辣な人間に思えなかったのだが…
【感想】
アニメは視聴済。原作とアニメでは武道らは中学生ですが、さすがに実写では高校生にかえられています。それでも、モブにはどうみてもおっさんだろうというひげ面が移っていたりしたのでは笑えましたが。
それはさておき、大河の主役の吉沢、ミュージシャンとしても絶好調の北村をはじめ人気どころは勢ぞろい。武道の親友の千堂敦(磯村勇斗)、宿敵の清水将貴(鈴木伸之)といった重要なポジションにも生きのいい若手をそろえています。このほか、眞栄田郷敦、清水尋也や、この中から5年後、10年後どれだけの役者がとびでるか楽しみです。
ストーリーのほうは、2時間でうまくまとめており、削られたり役割が変わったりした登場人物もいましたが、最後まで飽きずにみられました。乱闘シーンも佐野(マイキー)、竜宮寺(ドラケン)の強さや、武道のどんなに痛めつけられても大切なものを守るために立ち上がる勇気は、少年漫画原作ならではのもので、応援したくなります。戦隊、ライダー出身の強味もあります。紅一点の今田もけなげな感じがよくでてました。
とはいえ、武道の家族がいっさいでてこないとか、ヤンキー映画でほかの映画でみたような既視感があるところもあり、俳優陣以外になると印象が薄れるのも正直なところ。原作、アニメの最初のほうしかやっていないので、続編でそのへんの印象が変わるかどうかがカギなんでしょうね。
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