2021年08月08日

星空のむこうの国

 小中和哉監督が1986年の同名作品をセリフリメイクしたジュブナイルSF。予算の関係上、SFXがしょぼいのは生暖かく見られるけど、大人から見ると強引なストーリーは今一つはまりませんでした。

 作品情報 2021年日本映画 監督:小中和哉 出演:鈴鹿央士、秋田汐梨、有森也実 上映時間:93分 評価★★★(五段階) 観賞場所:キネカ大森 2021年劇場鑑賞147本



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 【ストーリー】
 高校生の森昭雄(鈴鹿央士)はトラックに轢かれそうになったところを親友の尾崎(佐藤友祐)に間一髪助けられる。ところがその日から2カ月間、毎晩、夢にみしらぬ美少女(秋田汐梨)が現れ、昭雄の名前を呼んで涙する。

 ある日、バスに乗っていた昭雄は向いのバスに夢で見た美少女・理沙が乗っていたのをみつけ、慌てて追いかける。理沙というその少女と昭雄は交差点で抱き合うが、彼女は消えてしまう。昭雄は帰宅したが、なんと自分は2カ月前に事故で死んでいたというのだ。そこへ理沙が現れた。

 【感想】
 根幹となるプロットは、素直な純愛ラブストーリー。美人なのに変な役しか印象にない秋田が正統派美少女を演じるのは初めて観る気がして、非常にお得な感じがしました。今までアクの強い役が多かっただけに、どんどん美少女も演じてほしい。もっとも、重い病気の割りには健康的なメイクだと思ってしまいましたが。

 2人の思いがパラレルワールドを超えて、ひかれあうというストーリーに加え、場面によってモノクロとカラーを使い分けるのも、まさにジュナイブルという感じで良かった。ただ、結局母親(有森也実)や主治医(川久保拓司)が、2人の再会を邪魔するだけのアイコンになっているのが、大人から見るとちょっと、という感じでした。母親も主治医も病気の理沙のことを心配しているから。それこそ「世界の中心で愛を叫ぶ」から、こういうエピソードはあるけれど、本作は主人公とヒロインのわがままがちょっと目に余る感じでした。

 また、走ってバスに追い付くとか、逃げ出した場所をぴたりと見つけるとか、そこらへんもちょっとご都合主義という感じ。SFXが見事だったら雰囲気にごまかされたかもしれないけど、さすがに、低予算がわかるものだから、物語に埋没するより、あらを突っ込みたくなってしまいました。

 とはいえ、その低予算SFXが逆に手作り感もあり、いちがいに否定はできません。また、尾崎をはじめ2人の周りの高校生たちが、ごつごつした感じでいかにも作られたキャラクターというところはあるのですが、それを含めて青春映画という感じはさせられます。オリジナルでヒロインは有森なのですが、僕は未見。スマホもなかった時代にどういう作品だったのか、観てみたい気もします。
posted by 映画好きパパ at 06:52 | Comment(0) | 2021年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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