作品情報 2020年アメリカ映画 監督:ジャウマ・コレット=セラ 出演:ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラント、エドガー・ラミレス 上映時間:128分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2021年劇場鑑賞157本
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【ストーリー】
第一次世界大戦の直前、植物学者のリリー(エミリー・ブラント)は父の汚名を晴らしてアマゾンの奥地に咲き、不老不死をもたらる「奇跡の花」を探しに、弟のマクレガー(ジャック・ホワイトホール)と旅立った。
現地では借金まみれだがアマゾンのことはなんでも知っているというフランク船長(ドウェイン・ジョンソン)のおんぼろ船をチャーター。さっそく冒険へでかける。だが、「奇跡の花」を求めてドイツ軍のヨアヒム王子(ジェシー・プレモンス)が潜水艦でアマゾンを襲撃。さらに、奇跡の花をめぐって400年も呪いをかけられた元スペインの征服者アギーレ(エドガー・ラミレス)一味も襲い掛かる。
【感想】
ジャングル・クルーズは昔ディズニーランドにいったときに何回かのったことがあります。滝の裏を通ったり、カバがでてきたりとそのアトラクション通りのギャグもあります。しかし、基本的には宝物をめぐって悪人と戦ういつもの物語。
正直、あまり映画をみたことがない人だったら楽しめると思います。でも、僕のようにひねたマニアからみると、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の何番煎じかとげんなりします。汚いジャングルに、化け物じみたアギーレのメイク、知性のかけらもない嫌味なドイツ幹部などまったくひねりがなく、逆に「クルエラ」とか斬新なヒット作をだしているディズニーが今時、とびっくりしました。まあ、ジョンソン主演のアドベンチャー映画だという時点である程度想像はついたのですが。
また、マクレガーがゲイで迫害されているとか、ラストではビクトリア女王がいた国なのに学会のひとたちがアマゾンでは女性がリーダーの部族がいると報告されると怒りだしたり、なんかとって付けたようなポリコレにもうんざり。
そんななか、唯一気に入ったのが、男女の差を超えてアドベンチャー精神をもって、ウィットもあるリリー役のエミリー・ブラントの活躍ぶり。序盤の地質学協会への泥棒はちょっと轢きましたが、ジャングルにはいってから、フランクとの口喧嘩しながら共に冒険を乗り越えるといく姿も、なよなよしたヒロインでなく、むしろフランクを引っ張るリーダーシップがあって共感しました。
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