作品情報 2020年スウェーデン、アメリカ映画 監督:ミカエル・マルシメーン 出演:アリソン・ウィリアムズ、アレクサンダー・ドレイマン、キース・デヴィッド 上映時間:92分 評価★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2021年劇場鑑賞163本
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【ストーリー】
親友の結婚式のためモーリシャスを訪れたサラ(アリソン・ウィリアムズ)は前の晩、捨てたはずの元カレのジャクソン(アレクサンダー・ドレイマン)と再会し、泥酔して一夜を過ごしたため、フェリーに乗り遅れてしまう。
急遽、軽飛行機をチャーターして、島に向かおうとしたところ、置いてかれてむっとしているジャクソンも同じ飛行機に乗ることになった。ところが航行中、パイロットのワイマン(キース・デヴィッド)が突然、心臓麻痺で死んでしまう。残された2人はパニックになりながら、何とか生き延びようとするのだが…
【感想】
サラがすごい自分勝手な女で、彼女がひどい目にあっているとざまあみろという気も起きていたのですが、ジャクソンが見かけがちゃらいのに良い奴なので、サラに振り回されて可哀そうになっていき、何とかツイラクを避けてほしいと思うようになるから不思議です。まあ、美人の役得でしょうか。
飛行機に乗るまでは、なんかだらだらと2人の焼けぼっくりに火がつくところとか、島につくまでが長く感じてしまったのですが、飛行機にのってからは一変。パイロットがさっさと死んでしまうので、事態は一気に進展します。青い空ときれいな海がこんなに怖いものだったとは。
予告編にもあるように、GPSは故障し、燃料漏れしているけどタンクは翼の上にある、さらに嵐はくるは、無線は通じないは、とにかくたたみかけるようなトラブルに2人がどう対処するか。サラが最低限の飛行機の知識があるというのはご愛敬ですが、腹筋なり腕力なりを鍛えて、飛んでいる飛行機の屋根の上で作業ができなければツイラクしてしまうなんて、とても無理げー。2人の体力にびっくりです。
邦題変更で話題になりましたが、本作のふざけた脱力的なタイトルもB級パニック映画にぴったり。「ロストバケーションのスタッフ」と宣伝にありましたけど、サメまででてきてお得感満載です。というか、最後まで助かるかダメかわからないで引っ張る演出はパニック映画の鏡ですね。
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