2021年09月15日

モンタナの目撃者

 アンジェリナ・ジョリー演じる森林消防隊員が暗殺者と山火事から少年を守ろうとするサスペンス。丁寧にできた作りで、大自然と人間の恐怖そのものと戦うアンジーが超人でないのもいい。

 作品情報 2021年アメリカ映画 監督:テイラー・シェリダン 出演:アンジェリーナ・ジョリー、ニコラス・ホルト、フィン・リトル  上映時間:100分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:ムービル横浜 2021年劇場鑑賞187本 



ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
 【ストーリー】
 モンタナの森林消防隊員ハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)は消火活動中、自分の判断ミスで同僚と要救助者の少年3人を死なせてしまい、それが原因で鬱状態となっていた。人里離れた山奥の見張り台で勤務することになる。

 フロリダに住む会計士のオーウェン(ジェイク・ウェバー)は政財界の不正を告発しようとしたが、2人組の暗殺者パトリック(ニコラス・ホルト)とジャック(エイダン・ギレン)に命を狙われる。モンタナに住む義弟で保安官のイーサン(ジョン・バーンサル)に助けを求めに行くが、先回りした2人に殺害される。一人息子のコナー(フィン・リトル)は辛くも逃げ出し、山中でハンナに出会う。一方、パトリックたちはコナーの命も狙っていた。

 【感想】
 地球温暖化の影響もあり、アメリカでは山火事が急増しています。森林消防隊員は命がけの仕事であり、ハンナも普通の女性よりタフなんですが、他の映画と違って、敵をバッタバッタ倒す超人ではありません。武器も持たない中、山火事と暗殺者からコナーをどうやって守るのかというのが見どころになります。

 ハンナはトラウマから、一見、明るく振る舞おうとしても自暴自棄になっています。イーサンをはじめ、町の仲間たちは彼女を心配しますが、どうすることができません。山中の見張り台で一人ひきこもっている。そうしたなか、かつて、少年を山火事で失ったトラウマから、コナーを守ることで次第に生きる力がでてくるという描写は見ごたえがあります。

 コナーも母を病気で失ったうえ、父を目の前で殺されて独りぼっちになります。山中で孤独に震えたところをハンナに助けられます。この疑似的な母子の関係は、決して一方的なものでなく、サバイバルをしていくうちにともに成長していくというストーリーもしっくりいきます。

 山火事のシーンやアクションシーンも、さすがは「ウインド・リバー」のテイラー・シェリダン監督。リアルで冷酷な感じをみせる様子は、騒々しいだけのハリウッドアクションとは一線を画しています。悪役にニコラス・ホルトとエイダン・ギレンを配したことで、一見、普通の姿に見える暗殺者の怖さがよくでていました。ハードボイルドっぽい、アメリカの大自然をいかした上質なサスペンスでした。

posted by 映画好きパパ at 06:10 | Comment(0) | 2021年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。