作品情報 2021年日本映画 監督:清水康彦 出演:菅田将暉、杏、吉田鋼太郎 上映時間:108分 評価★★(五段階) 観賞場所:東宝シネマズ渋谷 2021年劇場鑑賞240本
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【ストーリー】
裕一(菅田将暉)が目覚めたら謎の立方体の部屋に閉じ込められていた。フリーターの真司(岡田将生)、中学生の千陽(田代輝)も部屋におり、異常事態に困惑する。さらに、麻子(杏)、寛(斎藤工)、和正(吉田鋼太郎)も合流し、出口を探すことになる。
部屋の上下左右に取り付けられた扉を開けて、別の部屋に移動することができるが、部屋によっては死のトラップが仕掛けられていた。一行は何とか脱出しようと、扉にかかれた暗号を解読しながら部屋を移動していくのだが、犠牲者が一人また一人と出て…
【感想】
オリジナルと同じ設定らしいですが、何のために年齢も職業もばらばらな男女が閉じ込められたのか分からないまま、デストラップが次々と襲ってきます。G指定なので残虐なシーンはないのだけど、冒頭、6人とは別の男(柄本時生)があっさりトラップで死んでしまうシーンをみせるので、観客は罠を想像しながら見に行くことになります。
ただ、キャストの格と役柄から、最後まで生き残るのはこの人なんだろうなあというのが想定できてしまうので、驚きがありません。さらに、主人公の裕一は、過去のトラウマが描かれていますが、残りのメンバーはどんな背景、過去をもった人物なのかが描かれないので、記号的な薄くしまいます。
ラストも、いかにも邦画チックな感じで終わっており、感動の押しつけをこの手のホラーで無理に出さなくてもいいのにと思ってしまいました。また、有名俳優を使っているため、きれいなままなんですよね。何時間も閉じ込められていたら汗とか臭いとかいろいろ汚さが出るだろうにそれがない。そもそも、やみくもに動く前に、自分たちの過去から共通性を見つけたりしないのかなと思ってしまいました。あと小便したくなったらどうするんだろ。
俳優陣はそれほど悪くなく、特に岡田将生の演技のふり幅は相変わらず見事。一方、どこにいっても同じな吉田鋼太郎もいることで、うまくアクセントになっていました。杏の美人さもうまくはまってます。邦画的な情緒と説明くささを除いた乾いたスリラーになっていれば良かったのに、もったいない作品でした。
【2021年に見た映画の最新記事】
日本版どうかなーって。そうでもなさそうですね。
当時、元の映画を友人と映画館に見に行きました。
入れ替え制なので待っていたのですが、出てくる人がみんな暗い顔してるんですよ(笑)
え?って思って実際見たら、グロさもすごいし終わり方も救いがあるような無い様なって感じだったので
結局私達も疲れた顔で映画館を出ていくことになりました(笑)
残虐シーンがある意味ウリだったのに日本版はそれはないんですね。
SAWのシリーズを好きで全作見ちゃうタイプなので日本版は見なくていいかなーと思いました。
その日は映画館はしごデーだったので、夜に渋谷で単館上映してた
ムトゥ踊るマハラジャを見たので大笑いして心が軽くなって帰れたのですが、
友人と「順番逆にしなくてよかったねー」って話したのを思い出しました(笑)
映画で懐かしい思い出があるっていいですよね。
CUBEのオリジナルはマイナー作品だけど
映画館でみているというのはさすが。
日本版はそれほどグロくないのがコアな
ホラーファンからすると物足りないかもしれません。