2021年11月11日

劇場版 きのう何食べた?

 西島秀俊と内野聖陽がゲイカップルを演じて、数々のおいしそうな食事シーンで話題になったドラマの映画版。ドラマ同様、まったりと進んで心地は良いものの、スペシャルドラマでも良かったような気が。

 作品情報 2021年日本映画 監督:中江和仁 出演:西島秀俊、内野聖陽、田中美佐子  上映時間:120分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2021年劇場鑑賞248本 



ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

 【ストーリー】
 ゲイの弁護士、筧史朗(西島秀俊)と美容師、矢吹賢二(内野聖陽)の同棲生活はまったりと進んでいた。料理好きの史朗が作る手料理を2人で食べるのがなによりの幸せだった。


 賢二の誕生日プレゼントとして、史朗は京都旅行に誘う。恋人との京都旅行に浮かれる賢二だったが、幸せすぎてなんだか不安になり…

 【感想】
 ゲイカップルを描いた作品ですが、ラブシーンはなくて2人のまったりとした会話劇を楽しめます。ベテラン2人の演技は安心して見られますし、特に内野のちょっと女性っぽさをみせたような仕草は、さすが大河の主役をこなしただけの名優。見ていて安心できます。

 脇もゲイカップの友人の山本耕史と磯村勇斗、スーパーの買い物仲間の主婦佳代子(田中美佐子)といったドラマ版でおなじみの顔ぶれが登場。ちょっと騒ぎを起こすことがあっても、穏やかに進みます。といってもすべてがまったりというわけでなく、努力しようとしてもゲイと対応すると疲れるという史朗の両親(田山涼成、梶芽衣子)との関係をどうするかという、本人たちにとっては真剣な問題も取り込まれています。

 さはさりながら、ベテラン中心の会話劇を楽しんでいればそれでよし。山本を困らす磯村も、芸達者に囲まれてのびのびと演技をみせてくれます。本作から登場した、賢二の努める美容院の新人美容師役、松村北斗もこの世界に溶け込んで、時折、愛について鋭いことを突っ込んでくれます。

 そして、なにより特徴がおいしそうな料理の数々。ぶり大根、ローストビーフなど簡単だけどちょっと手間がかかっておしゃれな料理が次々に登場。空腹時に見るとたまりません。フードコーディネーターの方に拍手したい。大画面の一番のメリットがおいしそうな料理がアップでみられることという、珍しい作品かも。
posted by 映画好きパパ at 06:05 | Comment(0) | 2021年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。