2022年01月01日

ボスベイビー ファミリーミッション

あけましておめでとうございます。昨年末みた映画の感想がしばらく続きますのでご容赦を。1本目は2017年にスマッシュヒットした「ボスベイビー」の続編。見た目は赤ちゃん、中身はおっさんのボスベイビーが、大人になっても大活躍するのですが、1作目のような驚きはなく、悪くはないけど特筆もない感じでした。

 作品情報 2021年アメリカ映画アニメ 監督:トム・マクグラス 声の出演(吹き替え版):ムロツヨシ、多部未華子、宮野真守  上映時間:107分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズセンター北 2021年劇場鑑賞308本



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 【ストーリー】
 ボスベイビーの活躍から25年後。ティム(声・宮野真守)はキャロル(坂本真綾)と結婚して、今は専業主婦として小学生の娘タビサ(芳根京子)、赤ちゃんのティナ(多部未華子)と暮らしている。かつてボスベイビーだったテッド(ムロツヨシ)は、今や大企業のCEOとして忙しく、ティム一家と疎遠になっていた。

 ところが、赤ちゃんのはずのティナがしゃべりだす。実は彼女もかつてのテッド同様、ベイビー社のボスベイビーだったのだ。実はタビサの通う小学校の校長、アームストロング博士(大塚芳忠)が世界的な陰謀を企んでおり、このままではタビサも犠牲になってしまう。それを阻止するというのだ。ベイビー社の魔法のおしゃぶりで、小学生の姿になったティムと赤ちゃんの姿になったテッドは、さっそく小学校にもぐりこむのだが…

 【感想】
 前回は子犬の陰謀でしたが、今回はアームストロング博士が一種の虐待を受けた赤ちゃんであり、親子の関係を壊そうというのがメインテーマ。大人になって疎遠になった兄弟関係や、小学校に入ってパパのことがうざくなりはじめた娘との親子関係の修復が、背後にあるテーマになっています。

 確かに大人になったら家族の関係も変わっていくもの。しかし、本作のティムの親バカぶりは、実際に娘がいる僕からしてもちょっとひいてしまうもの。西洋の風習で家族間でもハグやキスが普通なのはわかるけれど、さすがに自分の娘に過度に要求するのもなあ。

 また、ミッション先での冒険も、ベイビー忍者をはじめ障害も赤ちゃんなので、前作の大人をぎゃふんといわせるような痛快さがかけてしまっていました。もっとハラハラドキドキの活劇をみたかったのに。

 それでも、娘に慕われるパパというのは父親としての理想像で、タビサとティムの関係というのはちょっとうらやましいかも。これじゃ初恋相手がパパじゃないのかという気もしますけれど、それを含めて観ていて照れ臭くなります。

 声は、ムロツヨシ、多部、芳根の俳優陣がまったく違和感なく、宮野、坂本をはじめとする人気声優と一体化しています。吹き替えに俳優を多用する作品は多いですが、そのなかでもトップクラスのはまり具合を感じました。芳根の歌う場面はご愛敬。
posted by 映画好きパパ at 06:39 | Comment(0) | 2021年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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