2022年01月10日

99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE

 人気ドラマシリーズの劇場版ですが、別にテレビスペシャルでも良かったような。過去のヒロイン、ゲストが登場。主題歌が嵐だったので松本潤ファンや本シリーズのファンは楽しめたのではないでしょうか。

 作品情報 2021年日本映画 監督:木村ひさし 出演:松本潤、杉咲花、西島秀俊  上映時間:119分 評価★★★(五段階) 観賞場所:東宝シネマズ上野 2022年劇場鑑賞5本



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 【ストーリー】
 日本の刑事裁判の99・9%は有罪となる。残りの0・1%のために真実を求める弁護士、深山大翔(松本潤)。彼を師匠と慕う新人弁護士の河野穂乃果(杉咲花)や、弁護士事務所の所長に昇格しても深山にバカにされっぱなしの佐田篤弘(香川照之)らと、弁護活動を続けていた。

 ある日、深山たちのライバルで裁判に勝つためにはどんな手段をとる弁護士の南雲恭平(西島秀俊)の娘、エリ(蒔田彩珠)から、佐田のもとにSOSが入る。エリは高校生ながら国際ピアノコンクールに優勝した実力者だが、実は彼女の本当の父親は、死刑囚で獄中死した山本貴信(渋川清彦)。弁護を担当したのが南雲だった。そのことがマスコミにばれて大騒ぎになったのだ。深山や佐田は、山本の起こした15年前の事件を調べなおすことを決めたのだが…

 【感想】
 ドラマ2期に昨年末にスペシャルがありました。昨年末のスペシャルは河野と南雲が登場したエピソードなので事前に観たほうがいいですけど、内容は単純ですし映画の冒頭で簡単なあらすじ紹介もあるので観なくても理解できます。

 木村ひさし監督は堤幸彦監督の元でドラマ「TRICK」などを手掛けており、ユーモアミステリーはお手の物。本作もドラマ版同様、深山がしょうもないダジャレをいったり、佐田をバカにするところは変わりません。深山のアシスタントでいじられ役の明石(片桐仁)、深山のストーカー的存在のかたかなこ(岸井ゆきの)、居酒屋で相席するプロレスラーたちといった脇役のうざさもドラマと一緒です。

 さらにスペシャルから登場した河野は、ロボット弁護士の漫画ファンという設定で、「逆転裁判」さながらのポーズを大声で叫ぶ、本当にいたらはた迷惑な子。トリックの仲間由紀恵以来の美人女優に変顔、変ポーズをさせるという伝統は健在でした。さらに榮倉奈々、木村文乃の過去作のヒロインや、過去作で敵対した奥田英二、笑福亭鶴瓶も登場。このへんもファンだったらたまらないでしょう。

 肝心のストーリーですが、トリックはおかしくないのですけれど、犯行そのものが明らかにドラマ向けのやっつけという感じ。これまた「TRICK」とか本作のドラマ版のファンだったら楽しめるでしょう。僕自身、悪くはないけれどちょっとくどくてお腹いっぱい感じでした。客入りも好調ですし、ドラマ版第3期もあるんだろうなあ。
posted by 映画好きパパ at 21:07 | Comment(0) | 2022年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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