高畑充希のコメディエンヌぶりはとびぬけていると思うのだけど、脚本が今一つ。既視感があるお仕事ドラマだし、仕事も恋もというのもなあ。
【ストーリー】
ベンチャー企業のカリスマ社長浅海(松田翔太)の秘書をしていた高梨雛子(高畑充希)は社長のどんなムチャブリもそつなくこなしていたが、本人は出生欲もなく何事もほどほどにするのがモットーだった。ところが、浅海から突然、子会社のレストラン事業の社長になるよう命令される。いやいや社長になった雛子に、部下にさせられたエリート社員の大牙(志尊淳)は不満たらたら。だが、仕事で難題が次々と降りかかり…
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【感想】
お仕事ものはこれまでもたくさんあったので、リアルさを感じさせないと見ているこちらも興味を失ってしまいます。日本テレビは「ハコヅメ」「校閲ガール」など、知っているようで知らない女性のお仕事のリアルさを感じさせる傑作を出しているので、事前の期待はたかかったのだけど。
いくらベンチャーのワンマンといえども、カリスマも仕事上の能力もみられない女子社員を社長というのはありえないでしょう。しかも、努力や人柄、チームワークで解決していくって昭和の発想でしょうか。大牙をはじめとする部下たちも、現実のビジネスでは使えない人材だろうというオンパレード。
高畑がピンチに見舞われておたおたするのは観ていて楽しいけど、「浜の朝日の嘘つきどもと」で、ブラックなコメディエンヌテイストもみせてくれただけに、また、単なる善人にもどってしまうのはもったいない。
ただ、逆に言えば高畑だからまだ見られるのであって、他の女優が主演だったら早々にリタイアしただろうな。ストーリーは深く考えず、無茶ぶりにわちゃわちゃする彼女を観るだけでOKかも。
2022年02月05日
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