公安刑事とヤクザが秘密裏にコンビを組んで巨悪の謎を追うという、コミック原作らしい分かりやすいストーリー。雰囲気的にも深夜ドラマにあっていて悪くはない感じ。
【ストーリー】
警視庁公安部の刑事、国下一狼(鈴木伸之)は、大手暴力団の若頭で、急速に出世をしている英獅郎(犬飼貴丈)の監視を命じられる。畑違いの仕事に疑問をもちながら監視を続けるが、なんと英が、国下が慕う先輩で捜査中に失踪した央莉音(栗山千明)の弟だと判明。莉音の行方を捜すために2人は協力を誓う。
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【感想】
深夜ドラマっぽい政界の大物と警察上層部がからんだ陰謀にバイオレンス、さらに情報を得るために大物政治家(板尾創路)と肉体関係を結ぶなどゲイ的な部分などてんこ盛り。まだ、陰謀のいったんが見えただけで、それが今後どう盛り上がるか毎回楽しみです。
国下と英はゲイの関係にはなっていないのだけど、敵から身を隠すために同居しており、エンディング後には2人のほのぼのとした日常を映すおまけパートがあるのがうれしい。本編が緊迫した雰囲気が続くだけに、うまい構成になっているといえます。
本来だったら仇敵同士で、外部に協力していることがばれたら命の危機にもつながるという関係がまた渋い。警察やヤクザの描き方が平凡なところもあるけれど、2人のケイヤクがうまくいくかに焦点があたっているので気になりません。
鈴木と犬飼の主役コンビの息はぴったりだし、栗山の姉御っぽい存在感はさすがのもの。邦画ファンとしては萩原みのりが健気な役で出ているのもうれしく、今度こそ彼女には幸せになってほしいと思いつつ観ています。
2022年02月09日
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