【ストーリー】
大学生の理世(山谷花純)はバイト先で、生き別れになった兄(長谷川純)の面影を持つ青年、海利(古川雄大)に出会う。優しいが寡黙で不眠症に悩む彼と次第に親しくなるが、過去に殺人を犯して逃亡。しかも被害者は…
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【感想】
理世がそこまで海利にひかれるところが今一つピンときませんが、恋愛なんてそんなものかもしれません。最初は疑惑だったものが、だんだん核心に迫るのはサスペンス調ですし、海利のほうは理世の家族のことをしりません。果たしてどうなるのか、物語は静かに進んでいきます。
偶然に殺人事件の犯人と遺族が出会って愛し合うなんて、昔の大映ドラマみたいですけど、とにかく静かにみせてくれます。その分、古川、山谷の表情、仕草がいろいろ語ってくれます。役柄もあって2人とも陰キャなのが、これまたインディーズ映画ぽくて僕の好み。
理世を気に掛ける立花刑事(堀井新太)は、いかにもドラマっぽいリアルさのない設定で、原作漫画は知りませんが、もう少し年上にしないと理世に横恋慕しているともみえてしまいそう。もっともそうすると、ちょっと捜査能力のないポンコツぶりがあらわになるかも。
子役から活躍する山谷がヒロインの連ドラは初めてかも。僕は特撮出身の俳優は応援しているので、彼女もこれを機会にもっとメジャーになってほしいなあ。