2022年06月03日

夕方のおともだち

 邦画って脱いでHしている場面をきちりと映すだけで、評論家の受けが良い気がします。でも、配信とかでさんざん見慣れている現代でどれだけの価値があるのか。演出があわなかったこともあり、今年、一番寝てしまいました。

 作品情報 2020年日本映画 監督:廣木隆一 出演:村上淳、菜葉菜、烏丸せつこ  上映時間:115分 評価★(五段階) 観賞場所:シネマ・ジャック&ベティ  2022年劇場鑑賞126本 



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 【ストーリー】
 寝たきりの母(烏丸せつこ)の介護をしながら、市の水道局で働くヨシダヨシオ(村上淳)。無口で真面目な中年男の彼は、ドMでSMクラブに通い、なじみの女王様のミホ(菜葉菜)からきついお仕置きを受けていた。

 しかし、数年前、彼をMの道に目覚めさせた女王ユキコ(Azumi)が失踪してから満たされない日々が続く。ある日、ユキコを町で見かけたのだが…

 【感想】
 冒頭からきついSMシーンが続き、スプラッター並みに痛そう。ただ、人の性癖をあれこれいっても仕方がないし、僕には理解できないのですが、ヨシオがなぜここまではまるのか、みたいなものが全然感じられませんでした。ミホとの惰性のSMだけでなく、ユキコとの行為も何がそんなにいいのかがヨシオの姿をみてもよくわからない。

 また、途中でヨシオとミホとの普通のラブシーンもあるのだけど、これも、SM側にのめりこんだ人がこんなノーマルなHをするのかなと冷やかに観てしまいました。さらにユキコ役のAzimiにカリスマ女王様というイメージが感じられませんでした。なんか中年のリアルな性癖をえんえんと見せられてもシンドイし退屈、というのが正直なところ。

 廣木監督は70近いし、ピンク映画出身だということもあり、昭和のHな作品を見せられている感じ。確かに年齢の高い評論家層からは受けがいいだろうなという気はします。ただ、素人の僕から見ると、固定カメラの長回しで、緊張感のない駄弁りを延々やられると、もう睡眠一直線なんですよね。

 選挙の話もあるのですが、中途半端に社会性をいれようとしているのでしょうか。これもこの年代の監督作品らしい。僕自身、邦画や一部フランス映画のようにHなことばかりを描いている作品は好みでないということもあるので、この手の作品が好きな人は気に入るのかもしれません。

posted by 映画好きパパ at 06:01 | Comment(0) | 2022年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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