2022年06月10日

極主夫道 ザ・シネマ

 玉木宏主演のテレビドラマの映画化。それほど視聴率がよかったわけでないのに、最近ドラマの劇場版は多いですよね。正直、映画化した意味は感じないけれど、ちょっと下品ですがお気楽に家族で楽しめる内容でした。

 作品情報 2022年日本映画 監督:瑠東東一郎 出演:玉木宏、川口春奈、吉田鋼太郎  上映時間:117分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北  2022年劇場鑑賞133本



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 【ストーリー】
 伝説のヤクザ、龍(玉木宏)は美久(川口春奈)との結婚を機に足を洗い、今は専業主夫をしている。相変わらずドタバタながら平和な日常を繰り広げていたが、ある日、家の前に、まだ言葉も話せない幼児が捨てられており、「リュウ」と名付けて育てることになる。

 リュウを預けた町の小さな保育園に悪徳ヤクザ近藤(吉田鋼太郎)が地上げのため嫌がらせをはじめる。園長の白石(安達祐実)、保育士で宿敵の虎次郎(滝藤賢一)の妹、虎春(松本まりか)と協力して、龍は用心棒となり立ち向かうのだが…

 【感想】
 ドラマ版をみていなくても単純なストーリーなので問題ありませんが、みていたほうが楽しめます。個人的には、美久の娘、向日葵(白鳥玉季)が「流浪の月」で好演をみせたばかりのこともあり、もっと活躍してほしかったのですが、2時間でこれだけ濃いキャラを交通整理するのは大変ですからやむを得ないかな。 

 エピソードはややぶつ切りのところがありましたけど、昭和のころのドツキ漫才のようにポンポン手は飛ぶわりには、戦いながら地上100メートルぐらいまで飛び上がるなどのギャグ的な映像でちなまぐささは皆無です。映画館の近くの席に幼稚園か小学生低学年の男の子がずっとげらげら笑っていて、今時小学生でも分かるギャグ映画は貴重だなと思いました。

 痛い目にあう舎弟の雅(志尊淳)や虎次郎というのはお約束で笑えるのですが、これもお約束だけどスーパーの店長(本多力)への元組長(竹中直人)のいじりは弱い者いじめみたいで合いませんでした。白石が子ども思いなのに切れたらとまらないとか、虎春が元ヤンキーの総長だったとか、弱いはずの女性が強いものをやりこめるというのだったら、多少の荒っぽいのはいいのだけどね。

 一方、虎春が自分たちを守ってくれた龍に惚れてしまい、恋の三角関係が勃発というのは、殺伐としたストーリーに花をそえてくれて面白かった。玉木、川口といったレギュラー陣はあいかわらずこの世界観に溶け込んでよかったうえ、ゲストでは松本まりかが史上、一番、かわいらしい役だった気がします。正直、単純な娯楽作ですが、エンドロールのNG集がよかったので★一つおまけしちゃいました。
posted by 映画好きパパ at 05:30 | Comment(0) | 2022年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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