2022年06月25日

はい、泳げません

 心温まるヒューマンドラマを狙ったのかもしれませんが、キャラクター設定やコメディとのバランスが悪くちょっと微妙。俳優陣が頑張っていたから見れましたけど。

 作品情報 2022年日本映画 監督:渡辺謙作 出演:長谷川博己、綾瀬はるか、麻生久美子 上映時間:113分 評価★★★(五段階) 観賞場所:横浜ムービル  2022年劇場鑑賞150本



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 【ストーリー】
 変人で理屈家の大学教授、小鳥遊雄司(長谷川博己)は子どものころのトラウマで水が大の苦手だった。ところがある事情から泳ぎを習いたいと思い、地元のスイミングスクールの初心者コースに通うことに。そこで、コーチの薄原静香(綾瀬はるか)の特訓を受けるのだが…

 【感想】
 心に深い傷を負った人の再生ストーリーですが、小鳥遊があまりにも変人に描かれているために、心の傷の深さが目立たたなかったのと、せっかく静香にも過去のトラウマがあるのに、その部分がほとんどフォーカスされなかったので、なんとも歯がゆい脚本になりました。

 小鳥遊は変人の癖に、元妻の美弥子(麻生久美子)にも、いきつけの美容師の奈美恵(阿部純子)にももてるというのが、また、いかにもお話っぽく感じられます。小鳥遊のトラウマは序盤からちらちら小出しにされてますが想定の通り。しかし、その乗り越え方もなんかしっくりこない感じでした。

 大体、プールの水が多いから怖いのはわかるけど、自宅で顔を洗うのも恐怖感で大変だったら、これまで40年近く顔を洗ってこなかったのかな?とか変なところが気になってしまいます。本筋の興味が薄れると、余計な細かなところに突っ込んでしまうなあ。

 主役2人は大河「八重の桜」の夫婦役で、息もぴったり。綾瀬の抜群のプロポーションはすごくきれいでした。また、スクールのおばちゃんたち(伊佐山ひろ子、占部房子ら)も芸達者がそろっていて出演者のおかげで話はまだもったものの、のめり込むまでにはいきませんでした。あとなぜ麻生は関東出身なのに、なぜ美弥子を関西弁という設定にしたのだろう。
posted by 映画好きパパ at 20:16 | Comment(0) | 2022年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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