2022年08月09日

今夜、世界からこの恋が消えても

 三木孝浩監督、月川翔脚本という時点で、難病ものの泣かせに走るラブストーリーだと決定。想定通りなんですが、それでも泣けるというのは両者の手腕なんでしょうね。

 作品情報 2022年日本映画 監督:三木孝浩 出演:道枝駿佑、福本莉子、古川琴音 上映時間:121分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:東宝シネマズ日比谷  2022年劇場鑑賞201本



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 【ストーリー】
 日野真織(福本莉子)は事故の後遺症で、寝てしまうとその日の記憶が無くなる前向性健忘になっていた。そのことを知っているのは両親(野間口徹、水野真紀)と親友の泉(古川琴音)だけ。毎朝起きると前日までの日記を読んで記憶を再現する。

 ある日、同級生の神谷透(道枝駿佑)から告白される。だが、透は友人へのいじめをやめさせるために、罰ゲームとして告白したのだ。真織は告白を受け入れるが事情を知り、「本当に好きにならない」ことを条件に付き合う。真織自身、記憶がリセットされるのに人を好きになれるかを確かめたかったのだ。そのため、自分の病気のことは透に隠したままで…

 【感想】
 寝ると記憶がなくなるって「50回目のファーストキス」などいくつかの映画でみたことがあります。その定番通りに話が進んでいき、微笑ましくも切ないラブストーリーが続きますが終盤に大きなひねりが待っていて感心しました。  

 舞台が湘南だし、主人公カップルはジャニーズと東宝の売出し中の若手ということで、よくある難病キラキラ映画なんだけど、古川琴音の存在感がすさまじく、彼女によって作品のレベルがアップしました。さらに松本穂香、萩原聖人、野間口、水野といった大人の役者がしっかりと支えてくれます。

 個人的にキラキラ映画は嫌いではないし、定番のストーリーと思いきや突然変化球をぶっこんでくるのも自分にあいました。正直、古川、松本、萩原のミスリーディングさせるようなキャスティングの勝利といえます。道枝と福本は助けられたといっていいでしょう。

 湘南を舞台にしたウフフなデート場面はみていて青春ど真ん中でしたが、なぜか江ノ島が舞台なのに水族館がサンシャインだったのは別の意味で受けました。純愛、難病で泣きたい人向けです。
posted by 映画好きパパ at 06:00 | Comment(0) | 2022年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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