2022年08月21日

なまず

韓国インディーズ映画のシュールなコメディで、若者を中心にした社会の不安を風刺したそうですが、よく意味が分かりませんでした。シリアスな役の多いムン・ソリがはっちゃけた演技をしていたのは面白かったですが。

 作品情報 2018年韓国映画 監督:イ・オクソプ 出演:イ・ジュヨン、ク・ギョファン、ムン・ソリ 上映時間:89分 評価★★(五段階) 観賞場所:シネマ・ジャック&ベティ  2022年劇場鑑賞212本



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 【ストーリー】
 看護師のユニョン(イ・ジョヨン)が勤める病院のレントゲン室で、男女がHしているレントゲン写真が流出。ユニョンは自分と恋人のソウォン(ク・ギョファン)との情事のものだと、副院長のギョンジン(ムン・ソリ)に辞表を提出に行く。ところが、ユニョンとギョンジンを除く病院のスタッフは、なぜか全員欠席していた。2人はその謎をとこうとするのだが…

 【感想】
 なぜか語り手が病院の水槽で飼われているナマズ(声・チョン・ウヒ)なので、このタイトルがついているのでしょう。ナマズが大暴れすると地震が起きて地面が陥没したり、この辺は日本と発想が一緒だなと感心したり、「退職届」をハングル、漢字で描き分け、漢字だったら読めるしと、ところどころくすっとするところはありました。しかし、全体的によくわからない。

 独特のスローで淡々とした雰囲気でエピソードがいくつか進みます。でも、いつも思うのですがコメディのツボって人によって違うから、僕にはまったくはまらなかった。「穴に落ちた時は掘り進めるのではなく、そこから抜け出すこと」というフレーズが何度か出ていましたが、何が起こるか分からないこんな不安に満ちた世の中でも人を信じることは大切で、ドツボにはまったらどうやって脱出できるか工夫しろという意味なのかな。このへんも韓国の若い世代のコンテクストがぴんとこないので、僕には伝わってきませんでした。

 イ・ジョヨンは「梨泰院クラス」「ベイビー・ブローカー」で大ブレイク中なのもわかる、透明感と存在感を備えた良い感じ。大ベテランのムン・ソリとのシュールなコンビもぴったりです。ブレイク前でもこういう役をやっていたのかと感心しました。ク・ギョファンも「モガディシュ」などの軍人役とはうってかわってニートの大学生にもはまっています。インディーズですが、ナレーターのチョン・ウヒも含めて、結構、メジャーな出演者がいるのに驚きました。邦画もインディーズに有名俳優がどんどん出るといいですよね。
posted by 映画好きパパ at 07:05 | Comment(0) | 2022年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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