2022年08月27日

バイオレンスアクション

 橋本環奈がバイトの殺し屋というポップでキュートなアクション映画。橋本のアクションは見ごたえがありますが、正直「ファブル」「ベイビーわるきゅーれ」とこの分野の傑作が続いただけに、見劣りしちゃったかな。「グリーンバレット」と公開がかぶるのは不運でした。

 作品情報 2022年日本映画 監督:瑠東東一郎 出演:橋本環奈、杉野遥亮、岡村隆史 上映時間:111分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎  2022年劇場鑑賞219本



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 【ストーリー】
 専門学校に通う菊野ケイ(橋本環奈)は昼は専門学校に通う一方、夜はバイトで殺し屋をしており、店長(馬場ふみか)、ヅラ(岡村隆史)と協力して、数々のミッションをクリアした凄腕だった。

 関東最大の暴力団の三代目組長(佐藤二朗)が刑務所に入ることになり、跡目争いが勃発する。冷酷な幹部木下(高橋克典)はケイを使ってライバルを暗殺。さらに自分の不正の秘密を探っていた会計士のテラノ(橋本環奈)を次のターゲットにする。ところが、テラノは偶然ケイがあこがれていた好青年だった。プロとして仕事を片付けようとしたが、木下の部下に自分も襲われ、テラノを守って逆襲に転じる。そこへ、最凶最悪の殺し屋みちたか(城田優)が立ちはだかる

 【感想】
 ケイが何を考えているのか理解できず、彼女の過去が明かされなかったことを含めて深みがない。ケイ、ヅラ、そしてケイに片想いしていて、彼女の下働きになる渡辺(鈴鹿央士)とみんな漫画の記号にしかすぎないのですよね。みちたかぐらい振り切っていて、アクションも敵を空高くまで殴り飛ばすぐらいいっちゃえばいいのだけど、それもない。

 特にヅラや渡辺のギャグは寒いし、佐藤二朗がしょうもないダジャレばかり言っているのは、一瞬監督が福田雄一かとおもっちゃいました。店長へのセクハラめいた言動やハゲのいじりなんて、2022年にもなってこれがギャグとして許容されるのかと逆にびっくり。まあ、橋本環奈が馬場ふみかの胸にうずもれるのは眼福でしたけど。

 アクションも橋本の身体がやわらかいのは見所なのはよく分かるけど、血糊を含めて驚きがありません。特にファブルやベイビーわるきゅーれが、日常の部分はギャグでもアクションはしっかりハードにしていたのに、本作はそこもどっちつかずのような感じ。ワイヤーもカット割りもうーむ。これも、アクション映画が深化しているなかで、何かびっくりするものがほしかった。いや漫画原作といえひょいひょいよけるのはありえないでしょう。

 まあ、橋本が全編大活躍をしているので、彼女のファンは楽しいでしょう。城田の怪演もあそこまで振り切れると、突っ込むのも野暮というもの。僕は女性アクションは好きなので、見て損をしたとまでは思いませんが、そうじゃない人から厳しい評価がでているのも理解はできます。
posted by 映画好きパパ at 21:06 | Comment(0) | 2022年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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