作品情報 2021年カナダ映画 監督:ランドール・オキタ 出演:スカイラー・ダヴェンポート、ジェシカ・パーカー・ケネディ、ローラ・ヴァンダーヴォート 上映時間:93分 評価★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2022年劇場鑑賞227本
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一人気ままに暮らせるはずだが、夜になって強盗の集団が山荘に忍び込んでくる。ソフィは、リモートで視覚障害者のサポートをしてくれる団体「シーフォーミー」のボランティアで、元軍人のケリー(ジェシカ・パーカー・ケネディ)の助けを借りながら、難局を乗り切ろうとするのだが…
【ストーリー】
元スキーのオリンピック候補だったソフィ(スカイラー・ダヴェンポート)は病気で失明し、今は自暴自棄に陥っていた。ある日、人里離れた雪山の山荘で、持ち主(ローラ・ヴァンダーヴォート)が旅行中にペットの世話をするバイトをすることになった。
【感想】
90分しかないわりに、強盗が入ってくるまでの時間が長かった。さらに、その後の追いかけっこ、反撃も今一つ迫力、怖さがありません。夜ということもありますけど、かなり暗い照明でどうやって戦っているか分かりにくかった。視覚障害者と悪者の戦いでは「見えない目撃者」の吉岡里帆のアクションのほうが、目が見えないことによる怖さや逆にそれを活かした反撃などよほど面白かったなあ。
また、ソフィが自暴自棄になっているからとはいえ、最後まで嫌な奴だったというのはちょっと驚きました。劇中、彼女も言っていますが、障害者だから良い人だとは限らないし、逆に悪いことをしても見逃されてしまう。ある意味リアルなのかもしれないけど、ここまで怖い目にあっても変わらないというのは、もともとの人間性がおかしかったのではと思えてなりません。
ケリーがゲーマーで、スマホのビデオ機能を使ってソフィに周囲を映させて、どうやって隠れたらいいかなど、どんどん指示するというのは今風といえましょう。でも、光や音声が漏れるわけだから、むしろ犯人側に聴こえるんじゃねえ?と突っ込みたくなりました。
スカイラー・ダヴェンポートは実際に視覚障害者だそうで、動き方はリアルそのものなんでしょう。それでも、同じように障害者の俳優が襲われるヒロインを演じた「RUN ラン」の緊迫感と比べたら、かなりぬるかった。
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