2022年09月13日

コンジウム

 コロナ療養期間中、時間があったので配信で映画を何本かみました。そのうちの一つが今夏流行ったPOV(手持ちカメラで登場人物の視点とカメラの視点を同一にする方式)の韓流ホラーコンジウムです。怖くはなかったけど心霊スポットを荒らすおバカなユーチューバたちに天罰が下るというオーソドックスなストーリーは満足でした。

 作品情報 2018年韓国映画 監督:チョン・ボムシク 出演:ウィ・ハジュン、 パク・チヒョン、オ・アヨン 上映時間:94分 評価★★★(五段階) 観賞場所:アマゾンプライム



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 【ストーリー】
 世界7大心霊スポットの一つである、韓国の廃精神病院コンジウム。ハジュン(ウィ・ハジュン)をリーダーとする7人の若者が動画配信をするために忍び込んだ。彼らはそこで想像を絶する恐怖と遭遇する…

 【感想】
 邦画でもユーチューバーが心霊スポットに忍び込んで罰が当たるというのは最近よくあるパターンですが、韓国はIT大国のためかハジュンたちが持ち込む装備が本格的。ハジュンは病院の外でテントを張り、そこからモニターでチェック。残りの6人も身体にカメラを取り付けたり、センサーが感知したらその方角を撮るカメラを設置したり、ドローンで上空から撮ったりと本格的な機材です。

 また、POVの突っ込みどころとして、どんな恐怖に煽られてもカメラマンが撮影を続けるということがありますが、本作の場合、各自の身体にカメラを装着しているし、撮影を中断しようとしたらPVが落ちてスポンサーも付かないという金銭面に直結しているため、その突っ込みは避けられます。

 序盤はコンジウムにつくまでの7人の若い男女のパリビぐあいというか、能天気な様子が描かれます。そしてコンジウムに忍び込んでも最初はいきがっていたのが、どんどん恐怖に顔が引きつっていくところは見所。特に、高慢そうな帰国子女のシャーロット(ムン・イェウォン)が泣き叫んで化粧が崩れまくりというのは、今までありそうでなかった描写。そりゃこんな怖い目に遭ったら涙やら何やらで顔がぐちゃぐちゃになると思わせました。

 ただ、7人を襲う怪現象自体は想像の範囲内。グロ描写もほとんどありません。唯一、黒目でルールールと不気味な鳴き声がするあたりは工夫していましたけど、怖いというよりも感心したという感じでしょうか。また、物語に深みがなくて、単に罰当たりの若者に罰があたっただけというのもちょっと味気ない。役名が俳優の本名と一緒なんだからもうちょっと脚本もひねればいいのにという気もしました。

posted by 映画好きパパ at 05:47 | Comment(0) | 2022年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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