作品情報 2022年アメリカ、イギリス映画 監督:オル・パーカー 出演:ジュリア・ロバーツ、ジョージ・クルーニー、ケイトリン・デヴァー 上映時間:104分 評価★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北ニュータウン 2022年劇場鑑賞316本
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【ストーリー】
ジョージア(ジュリア・ロバーツ)とデヴィッド(ジョージ・クルーニー)は20年前に離婚した元夫婦。未だに顔を合わせては喧嘩ばかりしている。
ところが、大学を卒業した一人娘のリリー(ケイトリン・デヴァー)が卒業旅行先のバリ島の海藻業者、グデ(マキシム・ブティエ)と恋に落ちて、そのまま結婚してバリに住むと連絡してきた。慌てた2人は休戦協定を結び、娘に結婚を辞めさせるためにバリに乗り込むのだが…
【感想】
大都会でアクセス働いて成功するよりは風光明媚なバリで人間らしい暮らしを、というのはわからないのではないけれど、バリの風習を含めてすべてエキゾチックな異民族という視点でしかとらえられていないのがちょっといらっときました。金持ちのアメリカ人だからできる、バリでの王侯貴族的な暮らしって、地元の人から見ればどう思うのだろう。
ジョージアとデヴィッドが喧嘩別れした理由も語られるけれど、その後に20年も喧嘩していたのに、南の島に戻ったとたんラブコメになってしまうのも、納得できる心理描写が皆無。かませ犬役でジョージアの今彼のポール(リュカ・ブラヴォー)の存在も、登場した瞬間、だめなかませ犬とわかるので、面白味がゼロ。
ラブコメなのに、ジョージ・クルーニーが酔っぱらってヘンテコダンスをするところぐらいしか笑えるところはないし、それも冒頭に書いたように「マンマ・ミーア」のようなノリノリまで達していません。このほか、クルーニーが慌てて女もののタイツを履くとか小ネタ、ギャグはあるのだけど、なんだかなあという感じ。
風景はさすがに良かったけど、一番印象に残ったのがエンドロールで流れるNG集。クルーニーがエキストラ相手にサービスしてみせたり、「ブラッド・ピットにやらせろ」とか「オーシャンズ11」ネタをいったりして飽きませんでした。本編は正直、深夜にビールでも飲みながらみるので十分だった気がします。
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