【ストーリー】
ミュータントが産まれた時代、孤島に隔離された能力者と呼ばれる少年少女たちは、人類の敵と戦うために学校で学んでいた。そこへ、読心術の能力がある転校生、柊ナナ(声・大久保瑠美)がやってくる。
だが、ナナは実際は超能力がない「無能力者」。じつは政府はミュータントを抹殺するために少年少女たちを隔離しており、ナナは彼らを暗殺するために送り込まれたのだ。次々に起きる生徒の怪死事件に、ナナは人類の敵が攻めてきていると周囲を騙す。だが、クールで頭の切れる同級生の小野寺キョウヤ(中村悠一)は、ナナが同級生を殺害している犯人ではと疑い…
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【感想】
ミュータントの持つ能力は1人1人異なり、中には絶対に勝てないような能力が混じっています。それを乗り越えてナナがいかに任務を遂行していくか。特にキョウヤが疑いだしてからは、頭のいい彼の裏をかきながらどうやって犯行を実現できるのか頭脳ゲームになっています。
一方、青春ストーリーもあり、ナナのことを疑わず親友と思っている純粋な少女、犬飼ミチル(中原麻衣)との友情も軸となっていきます。大切な友達も暗殺できるのか、自分が本当に正しいことをしているかの葛藤も、後半にかけて大きな要素となっていきます。
少年少女の殺し合いという「バトルロワイヤル」的世界観はあまり好みではないし、犠牲者には嫌な奴もいいやつもいるので、爽快感もそれほどあるわけではありません。でも、ナナがどうやって難しい任務を遂げていくのかの知的推理の要素はたっぷりあります。
1期はここで終わるのかと思わされるところで終了しています。ミュータントたちの能力もみていて興味深いし、難易度がさらにアップするわけですから、早く2期がみたいところ。★★★★ (2020年10〜12月放送)
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