作品情報 2021年韓国映画 監督:クァク・ジェヨン 出演:ハン・ジミン、イ・ドンウク、カン・ハヌル 上映時間:138分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:丸の内ピカデリー 2022年劇場鑑賞348本
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【ストーリー】
2021年12月下旬、ソウルの超高級ホテル「エムロス」の女性マネージャー、ソジン(ハン・ジミン)は長年片思いしていたスンヒョ(キム・ヨングァン)からプロポーズされると喜んでいたら、彼は別の女性ヨンジュ(コ・ソンヒ)と結婚するので、「エムロス」で式を挙げると報告されショックを受ける。
「エムロス」の清掃係のバイト、イヨン(ウォン・ジナ)は清掃中、ホテルの若きCEOヨンジン(イ・ドンウク)の部屋でミスをしてしまい大慌て。そんな彼女の慌てぶりをみてヨンジンは興味を抱く。
公務員試験に失敗して自殺を計画したジェヨン(カン・ハヌル)は人生最後の場所を高級ホテルにしようと宿泊に来る。ホテルのモーニングコール担当のスヨン(イム・ユナ)は、彼と電話で話すうちに異変に気づくのだが…
【感想】
「虐待の証明」で韓国の映画賞を独占して演技派に転じるかと思われたハン・ジミンがお気楽なラブコメを楽しそうに演じているのをはじめ、少女時代のユナ、人気エンターテイナーのイ・グァンス、大ベテラン女優のイ・ヨンスなど韓国の旬のスターを集めてお気楽なラブコメです。韓国版「ラブ・アクチュアリー」と評されるのもわかります。
基本的に7組のカップルが、ホテルでちょっとずつすれ違いながら物語を進めていくグランドホテル形式。売れない頃から組んできた歌手イ・ガン(ソ・ガンジュン)とマネージャーのサンフン(イ・グァンス)のエピソードのみは男性ペアですが、歌と将来の夢にかかわる話で恋愛ではありません。他の6組のエピソードは高校生から高齢者までばらけてますけど、すべてが恋愛です。
20年前の「ラブ・アクチュアリー」も多様性の欠如が指摘されました。本作も、6組はすべて韓国人の男女。国籍の多様性も同性愛もありません。その意味では今更感もありますが、とにかくどのエピソードもハッピーかつ、うるっと来るようなべたべたなエピソードを詰め込んでおり、難しく考えるはやめて楽しめます。
個人的にはクリスマスから大みそかまで数日あるので、そこをすっとばすのは笑っちゃいました。でも、蛍の光とともに新年を迎えるシーンはなんだかんだ言って良かったです。もっともコロナのない世界観でしたけど。
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