2023年04月24日

ハロウィン THE END

 1970年代から続く人気ホラーシリーズの完結編。ただ、前作の「ハロウィン KILLS」に比べるときちんと完結させようとしたためか、大幅なスケールダウン。これが最終作かと思うと少し寂しい。

 作品情報 2022年アメリカ映画 監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン 出演:ジェイミー・リー・カーティス、アンディ・マティチャック、ローハン・キャンベル 上映時間:111分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい  2023年劇場鑑賞128本



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 【ストーリー】
 ハロウィンの虐殺者、ブギーマンことマイケル・マイヤーズ(ジェームズ・ジュード・コートニー)が姿を消してから数年。50年前の事件からブギーマンと対決し続け、前作で娘を殺されたローリー(ジェイミー・リー・カーティス)は孫娘のアリソン(アンディ・マティチャック)と暮らしながら事件の回顧録を書いていた。

 たまたまスーパーでいじめられっ子の青年コーリー(ローハン・キャンベル)と出会ったローリーは、彼のことが気に入りアリソンに紹介する。コーリーはかつてベビーシッター中に子供を誤って死なせてしまい、町のつまはじきになっていた。ブギーマンとの因縁で町の嫌われ者となったローリーにとり、他人ごととは思えなかったのだ。一方、町では失踪事件が相次ぎ…

 【感想】
 監督も主演と前作とは同じ。前作で大量虐殺をして町を恐怖に陥れたため、本作ではストーリーに変化を付けようとしたのでしょう。ただ、その結果、前半はアリソンとコーリーの話がメインとなってしまい、ブギーマンはほとんど登場しません。心理的なホラーならいざしらず、このシリーズはブギーマンの大暴れを観たかったのでなんとも肩透かし。

 さらに、本作で犠牲者となる人のほとんどが、アリソンやコーリーに嫌な思いをさせた人ばかり。たとえモブでもいいから前作のように善良な市民が犠牲になるということもないうえ、犠牲者数も激減したため、なんだかなあという感じ。

 ジェイミー・リー・カーティスは「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で念願のオスカー助演女優賞をとりましたが、やはりホームグラウンドは本作。ブギーマンにも負けない体力をみせる演技はさすがです。その分、アリソンとコーリーが地味でした。プロット自体も2人がもっと早く町を出れば事件は起きなかったのにと突っ込みたくなります。

 一応、続編はないような作り方になっていますが、リブートして最近作がないようになるかもしれません。まあ、本作はなかったことにしても、ホラーファンの僕としては全然OKという感じでしょうか。

posted by 映画好きパパ at 06:02 | Comment(0) | 2023年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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