2023年04月30日

ダーク・グラス

 「サスペリア」などホラー映画の巨匠ダリオ・アルジェント監督の10年ぶり新作サスペンスとあり、期待値が高かったためでしょうか。終始泣き叫ぶヒロインにうんざりして、さっさと始末してほしいと犯人を応援したくなっちゃいました。

 作品情報 2022年イタリア、フランス映画 監督:ダリオ・アルジェント 出演:イレニア・パストレッリ、アーシア・アルジェント、アンドレア・チャン 上映時間:85分 評価:★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ渋谷  2023年劇場鑑賞137本



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 【ストーリー】
 ローマで売春婦を狙った連続殺人事件が発生し、捜査は難航していた。売春婦のディアナ(イレニア・パストレッリ)もホテルでの仕事を終えて自家用車で帰宅する途中、大型バンに追いかけられ交通事故を起こしてしまう。

 事故の相手の中国人は死亡し、ディアナも失明してしまった。一方、唯一軽傷で済んだ中国人の少年チン(アンドレア・チャン)は施設に引き取られたが脱走。ディアナの家に逃げ込む。行きがかり上チンを引き取ったディアナだが、謎の殺人鬼が再び現れ…

 【感想】
 売春婦の連続殺人、失明したヒロインが殺人鬼と対決、幼い少年の疑似的な親子関係と逃避行、と既視感のあるアイテムをいくつも使っています。しかし、突っ込みどころが多いことと、ヒロインがバカで自分勝手なことからまったく話に入り込めません。

 殺人鬼に追われると気が動転するのはしかたがないですが、大人しく隠れていればいいのに目が見えない不安があるため、ギャーギャー大騒ぎして犯人に居場所が見つかってしまうというパターンは失笑。さらに、さっさと警察にいけばいいのにそうしないで余計に事態が悪化してしまうというのもホラーあるあるだけど、子連れなのにと思ってしまいます。

 また、犯人が冒頭、殺人を犯すシーンは残酷で、アルジェントらしいスタイリッシュな夜の描写にぴったりなのでが、今のSFXの基準からするとずいぶん古風な映像に見えます。作り物感が満載で怖さがない。さらにその後も緊迫したシーンがまったく怖くなく、クライマックスの残酷シーンはむしろ噴き出しちゃいそうになるほど。ゴア描写の進化が進む中、古臭さは否めず、スマホを除けば30年前の作品といわれてもおかしくなさそう。

 脚本も、なぜチンが親の仇ともいえるディアナにそんなに心を開くのかなどクエスチョンマークがつく内容が多い。イレニア・パストレッリが主役ですが、監督の娘でありアルジェント作品常連のアーシア・アルジェントがすっかり普通のおばさんになっているのはちょっと驚きました。 
posted by 映画好きパパ at 19:53 | Comment(0) | 2023年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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