2023年06月04日

宇宙人のあいつ

 笑いのツボは人それぞれですが、僕には本作はまったくだめでした。正直、寝落ちしただけでなく起きていたときに見ていた記憶も飛んでおり、もしかして宇宙人に記憶を消されたのかと思うほど。

 作品情報 2023年日本映画 監督:飯塚健 出演:中村倫也、伊藤沙莉、日村勇紀 上映時間117分 評価:★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい  2023年劇場鑑賞177本



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 【ストーリー】
 地方都市で焼肉屋を開く真田家の4きょうだい。ある日、次男の日出男(中村倫也)が自分は実は木星人で、23年間真田家の兄弟のふりをして暮らしていたが、もうすぐ木星に帰らなければならないと言い出す。きょうだいの幼いころの記憶も書き替えられたものだというのだ。

 事前に話を聞いていた長男の夢二(日村勇紀)はまだしも、妹の想乃(伊藤沙莉)と3男の詩文(柄本時生)は驚く。しかし、日出男の超能力に納得せざるを得ない。彼は残された3日で地球に思い残したことをやっていきたいと言い出して…

 【感想】
 冒頭のドリフのような爆発コントはまだしも、しょうもないギャグが延々展開していき、だんだん苦しくなっていきました。日村が屁をこいて、それをくさいくさいと伊藤や柄本がやるとか、セリフの語尾が韓国料理風、たとえば「言ってるじゃん」を「ユッケジャン」にするとか、幼稚園級のギャグが続いて猛烈にしんどかった。

 さらに地球でやり残したことについても、詩文はガソリンスタンドのバイトをしているけれど、中学のころにいじめた相手宍戸(細田善彦)が金持ちになって、詩文に仕返しに使用としたのに逆切れ。宇宙人の力で宍戸をやっつけるなんて、そもそも詩文がいじめをしていなければ問題は起きなかったのに、あまりにもひどい。

 もう一つの想乃が乱暴な彼氏神内(平田貴之)の子供を妊娠したからする仕返しも、そもそも想乃が神内と話し合いもしていないし、かりにDV彼氏をやっつけるにしても、闇討ちなんていう発想が子供のレベル。これで家族愛を描いていると言われても、ぜんぜん楽しめなかったです。

posted by 映画好きパパ at 21:34 | Comment(0) | 2023年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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