2023年06月09日

ベニー・ラブズ・ユー

 C級ホラーは何本も観たことあるけれど、かなり微妙な出来栄え。主人公に共感をもてないというのが一番つらかった。同じように人形が人間を襲う「M3GAN/ミーガン」が上映されるので、どれだけ違うか比べようっと。

 作品情報 2023年イギリス映画 監督:カール・ホルト 出演:カール・ホルト、クレア・カートライト、アンソニー・スタイルズ 上映時間94分 評価:★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい  2023年劇場鑑賞183本



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 【ストーリー】
 おもちゃ会社に努めるジャック(カール・ホルト)は仕事はできず、恋人も友人もいないうえ、35歳になっても両親(グレッグ・ペイジ、カタリーナ・マクドナルド)と同居しているとバカにされている。

 ところが両親がジャックの誕生会を開こうとして事故死してしまった。土地の立ち退きをせまられたうえ、新しい企画を出さないと仕事もクビになってしまう。そこへ、ジャックが子供のころからかわいがっていたぬいぐるみに魂が宿り、ジャックをバカにしていた連中に次々と襲いかかる。

 【感想】
 チープなCGで怖さは皆無。襲うほうも襲われたあとの遺体もいかにも人形という感じですが、首ちょんぱとか普通にあるので、グロ耐性ゼロの人はきついかも。ベニーがセサミストリートにでてくるようなかわいいぬいぐるみで、「ベニー・ラブー・ユー」といいながら襲ってくるのはなかなかシュールでした。

 実はプロローグとして人形を大切にしないと復讐される世界観をだすために、わがままな少女が襲われるのだけど、小さな女の子でも簡単にグロく殺害する人形に笑わせてくれました。そして、本編のジャックとベニーをめぐるエピソードだと、いったい何人殺害したのかという凶悪なベニーに笑うしかない。

 しかも人間だけでなく、ジャックが持っていたほかのぬいぐるみを虐殺したり、最新のロボットおもちゃと対戦したりと、活躍は無双。最後は警官と対峙するというお約束も含めて笑えました。

 でも、ジャックがまったく魅力的でないのが欠点。いじめられるにしても本人に悪いところがなければ、ベニーの活躍も溜飲がさがるのですが、なぜかベニーの殺害を隠ぺいするは、性格がぶれぶれになるわでここが一番きつかった。監督、主演が同じなので好き放題やりたかったことは想像がつきますけど。とにかくよほどのC級ホラー好きでないとおススメしにくい。「キラーカブトガニ」は大喜びだった僕も、ちょっと途中でだれちゃいました。
posted by 映画好きパパ at 06:05 | Comment(0) | 2023年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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