作品情報 2023年アメリカ映画 監督:スコット・ベック、ブライアン・ウッズ 出演:アダム・ドライヴァー、アリアナ・グリーンブラット 上映時間93分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北ニュータウン 2023年劇場鑑賞186本
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【ストーリー】
6500年前、異星人のミルズ(アダム・ドライヴァー)は宇宙船の運航中に隕石とぶつかり、地球に墜落する。宇宙船はバラバラになり、乗員乗客で生き残ったは彼と9歳の少女コア(アリアナ・グリーンブラット)だけだった。
脱出装置は15キロ先の山中に落ちており、2人はそこを目指す。だが、途中には肉食恐竜や猛毒の虫などがうようよ。命がけの脱出劇が始まった。
【感想】
基本的なプロットはシンプル。なぜか地球人そっくりの容姿で英語を話す異星人が主人公ですが、まあ、映画なのでよしとしましょう。ミルズは母星に妻と幼い娘を残しています。一方、コアは本人はしらないけれど両親は宇宙船墜落時に亡くなっています。さらに、ミルズとコアは部族が違うため、言語が通じません。
そんな信頼関係ゼロの2人が、やがて疑似親子のような関係になっていくのは見どころ。そして、コアを守るために命がけとなるミルズは格好良いお父さんのようです。その途中には様々な恐竜が襲ってくるのですが、それ以上に嫌だったのは毒虫。知らない間に刺されて重症になるのはぞっとしました。
また、6500年前の地球も非常に泥だらけで汚い感じ。ジュラシックパークシリーズに出てくる恐竜の生息場所よりがきれいにみえるほど。泥だらけ、ケガだらけになりつつ、光線銃を何発食らっても襲いかかる肉食恐竜や、小さすぎて見えない毒虫、さらに隕石の落下など危険がてんこもり。登場人物が2人なので少なくても終盤までは2人とも生き残ると考えられるのに、地球着陸直後からとにかくピンチの連続というのはうまい脚本でした。
なお、恐竜の姿が実際と違うとか、現在の地球よりはるかにすすんだ文明なのにサーチに時間がかかるとか、細部にこだわると楽しめなくなるタイプ。アダム・ドライヴァーが苦虫をかみつぶしたような顔で少女とアドベンチャーするのを純粋に楽しめたもの勝ちといえそうです。
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