作品情報 2023年日本映画アニメ 監督：高橋知也 声の出演：三石琴乃、野島健児、林原めぐみ 上映時間80分 評価：★★★★（五段階） 観賞場所：川崎チネチッタ 2023年劇場鑑賞198本
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【ストーリー】
平和をとりもどし高校生活を楽しみ月野うさぎ（声・三石琴乃）らセーラー戦士の面々。うさぎは海外留学する地場衛（野島健児）を空港まで見送るが、何者かに衛は消滅させられてしまい、しかも、その記憶を消されてしまった。
さらに銀河の各地を侵略する最強の敵セーラー・ギャラクシア（林原めぐみ）率いるシャドウ・ギャラクティカが現れ、うさぎの仲間のセーラー戦士たちは次々と消滅していく。うさぎはギャラクシアの本拠地に乗り込み、奪われたクリスタルを取り戻すことを決意する。
【感想】
1992年のセーラームーン1作目はパラパラと見ていましたが、それ以降はほとんど見ていません。また、リブートのセーラームーンCrystalが2014年から始まっていたのをまったく見ていませんでした。まあ、少女向けアニメだから内容はそれほど難しくないのだけど、三石琴乃はオリジナルと変わらないのに、地場衛が古谷徹から交代しているのをはじめ、各メンバーの声がまったく変わっているのにはちょっと驚きました。
映画はアニメ第5期でシリーズ完結編の「セーラースターズ」のリブート。従って、Crystalも本作後半で完結します。興味深いのが声優陣で、マーキュリーの金元寿子、ちびうさの福圓美里などCrystalから参加したメンバーは当時の人気声優が集まっています。さらに、本作から加入する声優は早見沙織、佐倉綾音ら現代の人気声優。なんとなく時代の変化を感じます。
また、プリキュアと比べるとキャラクターデザインが大人っぽい。特に今作から加入するセーラースターズは露出が激しく、今話題になっている埼玉の水着騒動が馬鹿らしくなるほど。でも、強くて美しい彼女らに、幼い女の子たちは夢中になったわけです。一方、大きなお友達もセーラームーンシリーズあたりから話題になったのもむべなるかな。
映画はオープニングに懐かしい1作目のテーマ曲「ムーンライト伝説」が流れたので、縁遠い僕ですらエモい気持ちになりました。当時のファンだったらたまらないでしょうね。シリアスなシーンは手に汗握りますし、友情を信じて強大な敵に立ち向かう戦士たちは応援したくなります。ヴィーナスとうさぎの掛け合いなどコミカルなところは思わず笑っちゃうし、やはり30年親しまれたコンテンツだけあってうまいなあというのが正直な感想。決戦シーンとなる後編が楽しみです。ところで、僕に熱烈にセーラームーンの良さをアピールした友人は仕事の関係で、僕が観たときはまだ観に行けてませんでした。だからそのことをネタにして楽しみました。
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