作品情報 2021年中国映画アニメ 監督:リン・ヨンチャン 声の出演(吹き替え版):福山潤、寿美菜子、中島ヨシキ 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:横浜ムービル 2023年劇場鑑賞211本
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【ストーリー】
古代中国で皇帝と一緒に墓に埋められた兵士の土人形、兵馬俑。実は地下の奥底で神の力により兵馬俑たちは命を吹き込まれ、独自の世界を作っていた。雑用兵のモンユエン(声・福山潤)の住む秦陽城は狂暴な霊獣の襲撃に悩まされていた。
モンユエンは雑用兵とバカにされたため、正規兵の鋭士たちとトラブルを起こし、町の英雄、シアホウ将軍(星野貴起)から、霊獣の親玉ディーホウを捕まえてきたら鋭士に取り立ててやるといわれる。命がけの旅にでかけたモンユエンは、武力の達人の少女シーユン(寿美菜子)に助けられ、最初は反発しつつも冒険を繰り返すうちに次第に惹かれあっていく。だが、シーユンには大きな秘密があり…
【感想】
ストーリーは正統派の伝奇アクションですが兵馬俑の世界観が今一つわかりにくい。それでも地下なのにこれほどカラフルな大自然が広がっていることと、一見、モフモフでかわいく見える霊獣たちの造形の発想力はさすが中華アニメといったところでしょうか。突然、しょーもないギャグをいれてくるのもそうですし。
アクション、土人形なのでの壊れ方も工夫していますけど、同時期公開のアクロス・ザ・スパイダーバースを観ちゃうと、やはり差はついちゃってます。それでも日本のCGアニメよりは進んでいる気はしますけれど。特にクライマックスのアクションは、中華映画らしくておなか一杯。
そして、モンユエンとシーユンの美男美女ぶりにびっくり。中国アニメをそれほど見ているわけでありませんが、ここまで正統派の美男美女というのは珍しいのでは。実力派声優をそろえたキャストともあいまって、2人の冒険を見ているだけで十分満足できます。
公式サイトのあらすじでもにおわせていますけれど、シーユンは人間、モンユエンは兵馬俑という二人を隔てる出生の秘密で、この先どうなるのか気になるところですが、なんと、えっここでこうなるの?と驚くクライマックス、そしてどうみても次回でがらっと変わるだろうとの予見。続編への引きでしょうが、1作目だけだと物足りなくなってしまいます。
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