作品情報 2023年アメリカ映画 監督:クリストファー・マッカリー 出演:トム・クルーズ、レベッカ・ファーガソン、ヘイリー・アトウェル 上映時間164分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:横浜ムービル 2023年劇場鑑賞252本
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【ストーリー】
人類を滅ぼす恐れもある2つの鍵の入手を命じられた、IMFの敏腕スパイ、イーサン・ハント(トム・クルーズ)。旧知の仲の元M16のイルザ(レベッカ・ファーガソン)が1つを保有していることを知り、砂漠に隠れるイルザを訪れるが刺客に襲われる。CIA長官のキートリッジ(ヘンリー・ツェーニー)が、アメリカの世界征服のために鍵入手の命令をだしたことをしったイーサンは鍵の使い道を知ったうえ、破壊しようと決意する。
その後、もう一つの鍵を持ったバイヤーをイーサンはアブダビの空港で見つける。だが、CIAはイーサンを裏切り者として追跡していた。しかも犯罪者の女性グレース(ヘイリー・アトウェル)がバイヤーから鍵をすり取ってしまう。イーサンはグレースに協力を持ちかけるが、グレースはイーサンを騙してローマへ逃亡。イーサンもCIAの追手を振り切ってローマへ向かうのだが…
【ストーリー】
冒頭、北極海のロシアの潜水艦からスタート。いったいどんな話になるかと思いきや、その後、ノンストップでストーリーが展開していきます。今回の敵はいかにも現代風な敵であり、同時にイーサンの数十年前の因縁の相手ガブリエル(イーサイ・モラレス)が直接的な中ボスとして悪事を繰り広げて行くので、新旧の悪役が相手といえましょうか。
潜水艦のシーンから一転して、砂漠での銃撃戦。さらに米国諜報機関本部での思いかけないアクションなど、行きつく暇もありません。しかも、今回の敵の能力で、普段だったら大活躍するイーサンの仲間の凄腕ハッカー、ルーサー(ヴィング・レイムス)、小道具などコミカルな役回りを引き受けるベンジー(サイモン・ペッグ)も制約を受けて思ったような活躍になりません。
一方、イーサンのアクションは手を変え品を変え行われます。予告編である崖をバイクでジャンプするシーンは、スタントなしでやっているというからさすがトム・クルーズ。本シリーズでは毎回度肝を抜くようなアクションをスタントなしでやっているクルーズのまさに魅力を発揮といったところです。
一方、過去作のヒロイン、イルザと新しいヒロイン、グレースが登場します。ただ二人ともブロンドの白人美人。髪型も似ているため遠めのアクションだと区別がつかないところもあり、ちょっともったいない。また、この手の大作映画ではよくあることなんですが、脚本、登場人物の心理が雑なところがあります。ヒロインはなぜ、主人公とくっつかなければならないのか。いつ恋心を抱いたのかなんてところはすっ飛ばされてしまいます。
暴走する列車の屋根での生身のアクションは「インディ・ジョーンズ」で観たばかりなんですけど、アメリカのヒーローのロマンなんですかね。まあ、そういう細かいことはどうでもよく、ただただ壮大なスケールのアクションを堪能できる傑作でした。
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