作品情報 2022年アメリカ映画ドキュメンタリー 監督:マイ・ホン 上映時間89分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2023年劇場鑑賞276本
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【ストーリー、感想】
売れない俳優のネイサンは4匹の猫を飼い、猫たちと芝居をしているような動画をアップしたところ瞬く間にインフルエンサーに。俳優の仕事も舞い込むようになった。
ニューヨークのホームレスのデヴィッドを慰めてくれるのは猫のラッキーだけだった。ところがデヴィッドががんになって、入院することに。ラッキーの行方は。
消防士のジョーダンが餌をあげた野良猫が消防署に住みついてしまった。始めは署長も嫌がっていたが、だんだん、署員たちを癒す存在に…
アメリカでは男性が猫を飼うことがマイナーなんでしょうか。以前観た「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ 」では、今から100年前はペットとしての猫が犬よりもマイナーであった様子が描かれています。平安時代から天皇家が猫を飼っていた日本と違い、欧米では100年たっても猫を特に男性が飼うことに変な視線を向けられるのかも知れません。
しかし、実際に飼ってみるとむしろ猫がご主人様になるように、皆さんメロメロ。本作では9組の飼い主と猫が出てきますが、それぞれ違った飼い方をしているのに、一様に猫との微笑ましいエピソードが紹介されて癒されます。
また、コロナ禍をはさんでの上映だったため、特にホームレスのデヴィッドのエピソードは病気と健康、生と死といった重たいテーマに猫が絡むことになります。このほか、野良猫を去勢することで保護しようという運動に取り組む男性のエピソードや、山火事が自宅に迫ってくるエピソードなど、多様な猫と人間のエピソードが展開されます。まあ、観ている僕が眠くなったのも、それだけ猫に癒されているといえるのかもしれませんね。
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