作品情報 2023年アメリカ映画 監督:ロブ・サヴェッジ 出演:ソフィー・サッチャー、クリス・メッシーナ、ヴィヴィアン・ライラ・ブレア 上映時間99分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2023年劇場鑑賞283本
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【ストーリー】
母を事故で亡くした女子高生のセイディ(ソフィー・サッチャー)と6歳のソーヤー(ヴィヴィアン・ライラ・ブレア)姉妹は悲しみから立ち直れずにいた。自宅でカウンセリングをしている父ウィル(クリス・メッシーナ)も、娘たちのことまで手が回らなかった。
ある日、レスター(デヴィッド・ダストマルチャン)という男が家を訪れ、ウィルに助けを求めた。3人の子どもを亡くし、意味不明な怪物に殺されたというレスターは、ウィルの家で自殺をしてしまう。そして、怪物はセイディ姉妹を狙い始めた。
【感想】
途中まで結構ゾクゾク楽しめたのですが、終わってみれば突っ込みどころが気になりました。正直、幼女が怪物に狙われるというのシチュエーションが怖くて、冒頭にレスターの赤ん坊が殺されている(その瞬間はみせませんが)こともあり、ソーヤーがどうなるのかが怖くなったのです。正直、アイドルが怪物に殺されてもしょせん映画だからとしか思えないけれど、やはり娘を持つ父親としては幼い少女が狙われるというのは怖いのですよね。
しかし、これまたキング原作にありがちかもしれませんが、怪物はレスター一家は難なく全滅させるほど強大な力をもっているのに、セイディたちにはなかなかとどめをさしません。やはりホラーは怪物の力が強いか、思い切り残酷な犠牲者のシーンが出ないと尻すぼみになってしまいます。
特にセイディは主人公補正がばっちり効いており、途中で脅かすシーンがあってもどのみちラストまで生き残るのだろうと、醒めた目でみてしまいます。怪物も姿をみせないうちはドキドキしたのですが、やっぱり造形がいかにも作られた怪物という感じなので、出てきた瞬間、怖さは半減。むしろ、怪物との対決のアドベンチャー的になってしまいました。
また、お約束というか主人公に意地悪する同級生が絶対に犠牲になると思ったのに、なぜか怪物は主人公一家しか狙いません。そのほか、光が苦手という割りにはソーヤーの持つ光る球に食いつくなど突っ込みどころも多し。まあ、ディズニー映画でPG12だからこんなものなのかもしれません。
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原作とだいぶ変えたんですね。
確かに原作の方が面白そうです。