作品情報 2023年日本映画 監督:中田秀夫 出演:重岡大毅、橋本環奈、ファーストサマーウイカ 上映時間110分 評価:★★(五段階) 観賞場所:109シネマズグランベリーパーク 2023年劇場鑑賞313本
【ストーリー】
郊外に念願のマイホームを手に入れ、幸せいっぱいの伊原直人(重岡大毅)。だが、妻の美雪(ファーストサマーウイカ)が事故で死に、幼い息子の春翔(正垣湊都)も一時心肺停止の重体となってしまう。
何とか回復して家に戻った直人と春翔。春翔は美雪の指先を持って帰って土に埋め、復活するよう「エロイムエッサム、エロイムエッサム」と呪文を唱え始めた。一方、直人の元同僚で今はフリーライターをしている倉沢比呂子(橋本環奈)は、美雪に直人との間を邪推され、奇怪な心霊現象に巻き込まれたことがあった。そして、また彼女の周りで怪事件が次々と起き…
【感想】
禁じられた遊びは反戦映画の名作とタイトルが一緒。物悲しいテーマ曲をギターで弾いた人も多いのでは。それをそのままタイトルに付ける時点で何だかなという気はしていました。原作のホラー小説のタイトル通りとはいえ、先人にたいする思いは皆無です。
それはさておき、遺体の指先を切り取り庭に埋めるなんて死体損壊罪じゃないですか。幼い息子ならエクスキューズがつくにしても、立派な社会人の直人がそれをとめようともしないのは頭がおかしい。また、倉沢も奇怪な心霊現象にあったのに何も手だてをしないし、襲われた時と同じぼろマンションから引っ越さないわけです。態度も妙に偉そうだし、なんじゃこれと思いました。
一方、倉沢を助ける霊能者、大門(長谷川忍)と弟子の黒崎(猪塚健太)の組み合わせは、黒崎が金髪で大門よりも霊能力が強いなんてあたりは、完全に白石晃士作品を思い出します。また、倉沢が蘇った美雪に襲われ、逃げ込んだ小屋には偶然、武器が落ちていてそれを拾って反撃、なんて「カメラを止めるな」でパロディ的にいれられた「あれ、こんなところに斧が」と同じじゃないですか。笑いをこらえるのに必死になりました。
橋本の目を見開いての恐怖シーン、子役の正垣の不気味さ、そしてファーストサマーウイカののっぺりとした薄笑いと復活してからの白塗りヌードw、長谷川と猪塚の気合の入った霊能力者ぶりなど、役者は頑張っているなという感じでした。特にファーストサマーウイカは生前の美雪の幸せそうなシーンでも、彼女が演じていると気づかせなかったほど、美雪という人間になり切っていました。ストーリーよりも役者をみていれば良いのかもしれません。
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