2023年09月24日

映画プリキュアオールスターズF

 毎年やっているプリキュア映画ですが、過去のプリキュアも勢ぞろいする「プリキュアオールスターズ」はプリキュアの数が増えすぎたため、5年ぶりの公開。プリキュア20周年にふさわしい華やかな作品になりました。

 作品情報 2023年日本映画アニメ 監督:田中裕太 声の出演:関根明良、加隈亜衣、坂本真綾 上映時間73分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ新百合ヶ丘  2023年劇場鑑賞320本



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 【ストーリー】
キュアスカイことソラ・ハレワタール(声・関根明良)は気が付くと見知らぬ大地にいて巨大な怪物に襲われた。苦戦したところ、先輩のプリキュアのキュアプレシャス(菱川花菜)とキュアサマー(ファイルーズあい)が助太刀にあらわれ敵を撃退する。初対面なのに互いにプリキュアとわかり喜ぶ3人。

 他のプリキュアたちもそれぞれ数人ずつ不思議な世界に飛ばされ、謎の敵に襲われていた。どうやら遠くに見える城にヒントがあるらしく、みんなはその城を目指して冒険をはじめるが…

 【感想】
 プリキュア映画をみるのは2019年の「スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」以来4年ぶり。オールスターズということで久々に行きました。かつてのプリキュアは子どもの観客にミラクルライトが渡され、ピンチになると劇中の登場人物が客席に向かって「みんな、声を出してプリキュアを応援しよう!」と案内して、客席が子どもたちの声援とミラクルライトのあかりでいっぱいになりました。しかし、コロナの影響か今作ではコロナ禍になってから初めてミラクルライトは配られたものの案内はなし。それでも子どもたちの本能か、プリキュアのピンチの場面で振り回す姿がみられました。ちなみにミラクルライトは子どもにしか渡されないので、応援したかった僕はちょっと寂しかった。

 オールスターなので歴代20作品78人のプリキュアが参加しますが、4パーティーの16人がメイン。先輩プリキュアも「魔法使いプリキュア」(2016年)までで、それより前のプリキュアはサブキャラか姿だけでセリフなしです。まあ、今や売れっ子女優になった福原遥もプリキュアの声優をしているので、さすがに全員起用は難しいのでしょう。

 ストーリーはお子様向けで分かりやすいのですが、ロードムービーとして各地を転々とするので飽きさせないし、ギャグとシリアスのバランスもいい。何よりアクションが相変わらずすごい。セーラームーンが魔法がメインなのに、プリキュアはパンチやキックなどド派手な肉弾戦なので、みているこちらもテンションがあがってきます。敵も雑魚キャラからラスボスまでバラエティに富んでいて、特にラスボスは過去最強といえそう。

 そして、ラストバトルの時にプリキュアの思いが炸裂するのですが、この回想シーンがなんともエモい。見たことのないシーンが多いのに、まるで自分もそのなかに加わったかのように思え、胸が熱くなりました。プリキュアの基本である友情、夢、最後まであきらめないという精神はいつの時代も普遍であり、僕のようなオジサンにも通じるのでしょう。本当に素晴らしい作品です。

 ゲストキャラは坂本真綾と種崎敦美が担当しています。特に人気声優となった種崎は若手時代に役名もないモブキャラで出演しているだけに、今回のメインゲストでの登場はうれしかったのでは。今回は俳優は起用されておらず、過去のプリキュアに登場したことある声優(坂本も過去作でゲストとして登場)だけだったので、余計にプリキュアの同窓会というニュアンスが強かったかもしれません。いきものがかりのテーマ曲にあわせてエンディングロールでの大勢のプリキュアによるダンスは圧巻でした。なお、幻のプリキュア、キュアエコーが一瞬出ていたのを見逃していたのは悔やむ。
posted by 映画好きパパ at 06:27 | Comment(0) | 2023年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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