2023年10月31日

緑のざわめき

 魅力的な女優を集めていますが、登場人物の心情がまるで理解できないうえ、唐突な事件も次々に起き、カオスなまま終わってしまいました。

 作品情報 2023年日本映画 監督:夏都愛未 出演:松井玲奈、岡崎紗絵、倉島颯良 上映時間115分 評価:★★(五段階) 観賞場所:シネマ・ジャック&ベティ  2023年劇場鑑賞371本



ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

 【ストーリー】
 東京で女優の夢破れ福岡に来た小山田響子(松井玲奈)は元カレの宗太郎(草川直弥)と偶然再会する。そんな彼女をストーカーのように付けまわす女、菜穂子(岡崎紗絵)がいた。実は響子は幼いころ父親に捨てられ、菜穂子は存在すら知らない異母妹だったのだ。

 一方、地元の佐賀・嬉野温泉に戻った響子は、亡き母の親友の芙美子(黒沢あすか)を訪ねるが、彼女の姪だという杏奈(倉島颯良)が、実は自分の異父妹だと知る。互いに存在すら知らなかった3人の姉妹が嬉野の町で…

 【感想】
 本筋は3姉妹の話なんですが、脇筋の話もいろいろ分裂していて散漫な印象。さらに、菜穂子は響子の情報を得るためだけに、ほぼ初対面の宗太郎と寝たり不法侵入して家をあさったりと、常軌を逸した行動を続け、しかも序盤だけかと思ったら後半に入っても何だかなという行動ばかりで、観ていてイライラしました。

 さらに、脇筋の話で言うと、杏奈の幼馴染の透(林裕太)が巨漢の女性に襲われるシーンとかあって、この作品が何を描きたいのか最後までわかりませんでした。「海街diary」のような話を期待していただけに、余計に肩透かしです。

 響子が嬉野市職員の旧友、保奈美(松林うらら)と相談した結果の進路も、それまでのストーリーにほば関係ないためぽかん。結局、3姉妹のキャラクター、人間性がよくわからないで、不審な行動ばかりみせられたので、物語への思い入れもおきません。

 嬉野ロケは見どころで、自然豊かな田園風景は観ていて心が落ち着きます。また、役柄には疑問が着くとは言え、旬の3女優の共演は楽しめました。監督は若い女性ですが、若い女性だったらこういう心情が分かるのだろうか。
posted by 映画好きパパ at 06:12 | Comment(0) | 2023年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。